コントラリーパレードの『PARADE』リリースに寄せて。2年経ったミオベルレコードにとって、この作品が大きな一歩になった理由をあれこれ書いていたら1万4千字くらいになった。

10/27@渋谷LOFT HEAVEN/左から Vocal/Key たなかまゆ  Bass 萩原みのり(HMCBAND)   Drum 張替智広(HALIFNIE/キンモクセイ)  Guitar 小宮山聖(ザ・カスタネッツ/Ally CARAVAN)
10/27@渋谷LOFT HEAVEN/左から Vocal/Key たなかまゆ Bass 萩原みのり(HMCBAND) Drum 張替智広(HALIFNIE/キンモクセイ) Guitar 小宮山聖(ザ・カスタネッツ/Ally CARAVAN)

 

こんにちは、ポプシクリップ。です。

14日水曜日はコントラリーパレードのアルバム『PARADE』の発売日でした。

     

 

お近くのレコードショップ、タワーレコード、ディスクユニオン、モナレコードなどでぜひにとも。

 

縁あってミオベルレコードからリリースさせていただくことになりました。この日が迎えられること、すごく嬉しいです。

 

(僕以上にうちのスタッフが大喜びだったりします)

 


これまでも杉本清隆さんやアルマグラフ、three berry icecreamにFlow The Girl、歌手常盤ゆうさんなど、作品リリースの度にそのバンドとの縁や出会ったきっかけについて書こうかなと思って、毎回あれこれ書いてはいたんだけど、結局消していたんです。なんとなくレーベルオーナーがあれこれ書くのもよくないんじゃないかなと思って。

 

けど、そろそろレーベルオーナーのライナーノーツっぽいのを書いてもいいんじゃないかと思ったんです。ちょうど2年経ったし。

 

コントラリーパレードの魅力はズバリ歌とメロディ。王道のポップソングなんですね。お茶の間にも届いてほしいと思うアーティストです。

 

 

レーベルのキャッチコピーも最近ようやく決まって。

 

ミオベルレコードのキャッチコピーは”GOOD MUSIC”です。長年の友達が考えてくれました。これしかないだろうってね。アルバム『PARADE』収録のカタログからこのコピーを入れています。ライナーノーツは音楽ジャーナリストの岡村詩野さん。その裏面がレーベルのカタログになっています。

 


僕が書くと宣伝色が強くなってしまうんでしょうけどね。。。

よかったらお付き合いください。

あれこれ色々書いていたらめっちゃ長くなりました。

 


まず今回のアルバム『PARADE 』は、本当に良い作品にすることができました。

 

(毎回そうですが)自信作です。

 

もう一度いいます、めっちゃいい作品です。

 

ミオベルレコードの自信作です。

 


ここでいう「自信作」の意味は「間違いなく売れる作品だ」という意味ではありません。もちろん売れて欲しいんですけど、そもそもの制作方針として、流行りの音楽をやるとか、売れるためにこうしようといったことを一切考えないで、ミュージシャンのやりたい音楽を作ってきたからなんです。なのでここでの意味は少し違います。

 

~自信作だと言える理由
1. 10年20年と聴き続けられる耐久性のある音楽にできたこと
2. 今できるベストは尽くせたし、ミオベルレコードらしさも十分に発揮できたこと
3. 次を見据えた制作活動にできたし、レーベルとしてもアップデートできたこと

 


他にもいくつかあるのですが、ほんといい音で作れたんですよ。

まずは聴いてみてほしいんです。メジャーレーベルにも負けない仕上がりになっているはずです。

レーベルを始める前、僕は勉強のために(正確にいうと長く続けられるために)サラヴァのピエール・バルーさん、トラットリアの牧村憲一さん、ローズ・レコーズの曽我部恵一さん、ラリーレーベルの近越さんらにレーベル運営についての大切にしていることやその面白さ、大変さなど色んなお話を伺いました。詳しくはポプシクリップ。マガジン第8号を読んでみてください。

 

またTWEEDEESの沖井礼二さんとrisette森野誠一さんとの対談、Swinging Popsicle藤島美音子さんとadvantage Lucyアイコさんとの対談も企画しまして、ミュージシャンの立場にとって良いレーベルとはどんなレーベルなんだろうかと、色んなお話を伺っていたんですね。それはミュージシャン1stのレーベルを作りたかったから。。。

 

いやー、聞いてみるのと実際にやるのではやっぱり違いますね。違うんですが、それでも事前に色々な話を聞いていたおかげで、すんなりとできていることはたくさんありますけど、、、

 

 

うん、思ってたより大変なんですね(^^;

イマドキレーベルを新たにやるのって無謀だし、絶対止めた方がいいとよく言われます。

理由は色々あるんだけど、まず儲からないので、報われないというのが一番でしょうね、きっと。

それとレーベルの存在意義が薄れてきている、というのもありますね。何か特長がないとね。

 

名古屋のギャラクシー・トレインさんなどカセットテープにこだわって10年(もしかしたら20年)以上続いているレーベルもありますが多分稀有な事例です。挙げたらキリがないんですけどね、多分一番大変なのが

 

予算面のやりくりとかやりくりとかやりくりとか・・・

 

他にもメンバーへの提案とか、売り方とか、ディストリビューションまわりとか、イベントのブッキングとか・・・色々あります。特にマーケティングはかなりの知識と経験が必要ですしね。

ポプシクリップ。マガジン第8号。表紙は曽我部恵一さん、裏表紙はアルマグラフ
ポプシクリップ。マガジン第8号。表紙は曽我部恵一さん、裏表紙はアルマグラフ

・・・ミオベルレコードをスタートしてから約2年が過ぎようとしています。

僕もやってみるまでわからなかったんだけど、レーベルとアーティストの関わり方ってミュージシャンごとに全く違うんですよ。

 

 

リリースとプロモーションだけをするのか、制作から携わるのかでも大きく違います。さらに制作面ではミュージシャンが作った作品に対して意見やアドバイスを言うか言わないかもあります。平たく言うと音楽制作の段階で”こういう音楽が流行っているから、こうしたら売れるからやってみたら”ということを言うか言わないかとかね。プロデュース領域、ディレクション領域、マネジメント領域と、こういった類のものにレーベルとしてどこまで関わるのがいいことか、関わるべきなのか、もアーティスト毎によって違いますしね。

 

結局一緒にやってみないとわからないことがたくさんあるんですよ。ちなみにミオベルレコードでは音楽制作面で”こうしたら売れるからやってみたら”と言ったことは一度もありません。代わりにいつも言うのが”10年経っても聴き続けられるような耐久性のある音楽を作ってほしい”とだけ言いますね。もちろん売れてはほしいですよ。でもそれとこれは別なんです。

 

 

僕の場合は2年前に勢いでレーベルを始めてしまったので(笑)、個人レーベルとしての正解というか成功例が身近にないからわからないんですよね。だから常に暗中模索状態(^^;

本当に困ったときはレーベルをやっている大先輩にアドバイスもらったりしていますけど、そもそも成功の定義をどこに置くのか、それってレーベルによって違うと思うし、じゃあミオベルレコードの成功とは何なのかなっていつも考えます。

その前に僕の場合はライフワークとしてお手伝いしていることもあるから、気持ちやモチベーションがお手伝いをする上でとても重要なんです。それが僕はじめスタッフのやりがいにも繋がってくるので。そのアーティストの音楽が好きというのが大前提。

 

 

まずはミュージシャンに対して、よい制作環境を提供し、納得のいく作品を作ってもらうこと、販売計画を達成してアーティストにしっかりと印税を戻すことなのかなとは思っています。自分なりに調べた結果印税をちゃんと戻せない案件が世の中ごまんとあることを知ったので。。。つまり売れないってことなんですけどね。

 

その上でさらに言えばミュージシャンのビジョンの達成に向けて様々なお手伝いができることなのかな、と。



例えばバンドが制作してきた音源をリリースしてほしいと頼まれた場合。

この場合はマスタリングや曲順選定など、制作にもごく一部で関わりますけど、アートワーク以降から本格的に関わるので基本は流通とプロモーションのお手伝いとなります。

やってみて思ったんですけど、わりと仕事っぽいというか。まあ仕事なんですけどね、、、音楽ってなんか普通の仕事と感覚が違うんですけど、より仕事っぽくなってしまうという。リリースだけだと関わっている時間が短いから仕方ないんですけどね。こういったらいいのかな、メンバーからは”レーベルの人”って言われるんですよ(笑)。どこか他人行儀というか、そんな感じです。まあそれでいいんですけどね。でもどうせなら”レーベルの人”じゃなくて”パブリシスト”って言ってほしいですけどね。これだと余計にわからなくなるだろうけど・・・。

 

 

会社でいうと開発部門が作ってきた商品やサービスを、”いい商品作ったから売ってきてもらえない?”と言われる営業部門の気持ちといったら伝わるかな?レーベルってそういう役割なんだろうなとは思っていました。周りで個人レーベルをやっていた知人がそんな感じだったんですよ。制作にはあまりタッチせず、リリースしてレコ発イベントをやって終わりという感じ。レコーディングはミュージシャン任せで提供された楽曲をリリースだけする。

 

でもよほど実績のあるアーティスト以外は、流通に出したからといって、それだけでは大して売れるわけでもないんですよね、今の時代は。セールスプロモーション、営業活動をちゃんとやらないといけないのですが、これも結局そのアーティストまたはミオベルレコードの作品をいいと思ってくれる"人"の存在が第一です。

 

この辺は個人レーベルの大きな課題ではあるんですけどね。宣伝はやっぱりメジャーが圧倒的です。予算あるって羨ましいですよ、ほんと。DIYの個人レーベルでできることはやっぱり限られますからね。それでも一生懸命やっていい作品を届けたいという気持ちだけはあるから、一心不乱にお手伝いしますけど。

 

僕の場合はEC含めたWEBマーケティングでジワジワコツコツ時間かけて売るのはわりと得意です。言い換えたらお金がないので、そういうやり方でやるしかないんですけどね。またファンが少ない方はまず基盤固めからやります。マーケティングの定石に則っているだけですけど。200人から300人のライブに来る固定ファンがいれば、それなりにやっていけるのでね。

 

僕はパブリシストでもあるのですが、パブリシストの立場からすると、できあがった商品を”売ってきて”と単純に言われても、実は限界があったりもします。いわゆるPRネタを考えるのが大変なんですよね。PRネタをあとから作ることもできるんですけど、あとから考えると付け焼き刃というか、とってつけた感があることもあって、効率も悪いしお金もかかるし大変なんです。

 

制作から手がけさせてもらう、一緒に行動させていただくとね、ここが大きく変わります。バンドのビジョンを踏まえて近い将来、少し先の将来を見据えた活動、提案、ストーリーというか物語とうかね、そういうことを語るような展開がしやすくなります。

 

リリース時のPRを想定しながら作品制作をすることで、PRのネタもたくさん集められるし、立体的な展開がやりやすくなるんです。バンドの立ち位置に合わせたよりいい提案ができるようになるというかね。それがキャッチコピーひとつ、見せ方ひとつ、細部に渡って変わってくるし、それがプロモーションからライヴのブッキングにまで影響してくるんですよね。

 

会社におきかえると、PR担当の広報マンが、商品やサービス企画担当者からネタをヒアリングしてPRに生かす、といった感じでしょうか。技術者からしたら大したことがないと思っていることでも、PRする立場からしたら、いやいやそれすごく売りポイントになるから!、といったことって往々にしてありますよね。

スタジオでアルバムのアートワークを撮影中のコントラリーパレード、たなかさん
スタジオでアルバムのアートワークを撮影中のコントラリーパレード、たなかさん

例えば写真1枚だってそう。

作品を制作していたり、プロモーション用の素材を制作しているときの過程そのものがコンテンツにもなる時代です。その見せ方がアーティストのブランディングにもつながってくる時代ですからね。そのときに撮っておいた1枚が後日PR記事で使えたりするし。雑誌でかっこよく見せたりもできる。

 

お手伝いするミュージシャンの立ち位置、現状課題を共有した上で、次のステップやビジョンに基づいたリリースやライブができるようになっていくといいのだろうな、とは思います。レーベルとしてそういった関係にまで踏み込めるかどうかはアーティストによって変わりますけどね。バンドによっては全部自分たちで決めたいという人もいますしね。

 

ただ、成功しているバンドを見ているとマネジメント、すなわちバンド以外の第三者がいるバンドとそうでないバンドでは数年後に大きな差が生まれているんですよね。カクバリズムの角張さんが今年出された本『衣食住音』で書かれていましたけど、角張さんも当初はリリースだけをやっていたのが次第にマネジメントにまで拡げてお手伝いをするようになったそうです。それはとても理に適っているなあと、僕自身も最近実感するようになりました。

10月27日@渋谷LOFT HEAVENでのリリースパーティー/左から Vocal/Key たなかまゆ   Bass 萩原みのり(HMCBAND) Drum 張替智広(HALIFNIE/キンモクセイ)Guitar 小宮山聖(ザ・カスタネッツ/Ally CARAVAN)
10月27日@渋谷LOFT HEAVENでのリリースパーティー/左から Vocal/Key たなかまゆ Bass 萩原みのり(HMCBAND) Drum 張替智広(HALIFNIE/キンモクセイ)Guitar 小宮山聖(ザ・カスタネッツ/Ally CARAVAN)

コントラリーパレードは、10月27日に渋谷のLOFT HEAVENでリリースパーティーを行いました。おかげさまで満員御礼でした。ありがとうございました!

いわゆるレコ発イベントなんですけど、今回はアルバム発売日より前にリリパを行ったんです。それにも意味があります。

普通に考えたら、アルバムをリリースして、ファンの方にアルバムをたくさん聴いてきてもらってからレコ発ライヴをやった方が盛り上がるんですよ。曲を知っているほうが一緒に歌えるし、楽しめるでしょ?たなかさんやスタッフの方からも最初はそういう話があったんです。でもそこをお願いしてあえて発売前にやらせてもらいました。

 

一番の理由はね、コントラリーパレードを、彼女を応援しているファンの方に一番先に届けたいと思ったからなんです。5年ぶりですからね。ずっと待っていたファンの方がいたんですね。その方々に一番最初にアルバムを手にして欲しかったんですよ。それと合わせてライヴを観てほしかったんですね。2018年の現在のコンパレを観てほしかったんです。あの日のイベントでは限定特典として缶バッジをつけているのですが、あの缶バッジはね、あの日限定なんです。コンパレを5年間待ってくれた方々への御礼の気持ちなんです、勲章といってもいいかもしれない。たかが缶バッジですけどね。でもねそういう気持ちがあるんですね。すごいですよ、静岡、愛知など地方からもたくさんの人が駆けつけてくれたんです。嬉しかったですよ。たなかさんもとても喜んでいたし。

 

そして、もう一つ大事なことがあって。

それはコントラリーパレードを「バンド」でしっかりと見せることでした。

 

 

大阪で結成されたコントラリーパレードはもともと4人組のバンドでした。

それが東京に出てきたり、環境の変化をはじめ色々あって、今はたなかさん一人のバンドになったわけですけど、やっぱり根幹はバンドなんですよ。彼女もそれを強く意識しているし、彼女はバンドであることを前提とした曲を書いてくるんですね。シンガーソングライターの方とは曲の作り方も最終的なアウトプットも違うんです。今回一緒にやらせてもらってそれが僕にもよくわかったんですね。

 

 

コンパレのたなかさんとは6、7年前に知り合いました。

誰かの紹介かなんかですごくいいバンドいるよって教えてもらってライブを観に行ったんです。

そうしたらそれが、コンパレのギターなっちゃんの脱退ライブでね・・・。すごくいいライブだったんですけど、ギターのなっちゃんがステージで泣きはじめてね、多分泣きたかったのは一人残されたたなかさんの方だったとは思うんですけど・・・。

出会ったときのコントラリーパレード、たなかさん
出会ったときのコントラリーパレード、たなかさん

とてもいいバンドだったから、その後何度かイベントPOPS Paradeへの出演をお願いするようになったんですね。これまでに4,5回出てもらっています。

 

その後前作『アイネクライネリヒトムジーク』のアルバムリリースのときや、自主制作のシングル「そして僕らは大人になる」のリリースのときにはインタヴュー取材もさせていただきました。

 

最近ではミオベルレコードとしては、彼女がパーソナリティを務めるラジオ番組に出演させていただいたりと、本当にお世話になっています。

・・・1年前だったかな、下北沢でたなかさんと、スタッフの方と3人で打ち合わせをしました。それまでは編集者やイベンターとして接していましたが、初めてレーベルオーナーの立場で話をしたんです。コントラリーパレードの置かれている状況を聞いて、今後どうしたいのか?どうあるべきなのか、色々とお話をしました。コンパレの未来の話をしたんです。そこで僕はコンパレの作品をリリースしたいと伝えました。・・・自分に何かできる自信があったわけではないんです。その段階でリリースしていたのは、杉本さんのシングルと、アルマグラフと杉本さんの7インチにFlow The Girlのアルバムと3枚だけでしたからね。

 

コンパレ、たなかさんはインディーズで活動してきたバンドですが、彼女がこれまでリリースしてきたレーベルは著名バンドをたくさん輩出してきた実績豊富なところです。また、たなかさんは今年の夏にSexy Zoneのシングルのカップリングに楽曲「Twilight Sunset」を提供し一躍話題になりました。本当にいい音楽を作るアーティストです。

 

 

実績のない駆け出しのミオベルレコードでは当然役不足だとはわかってはいました。そこはダメ元での相談だったんです。たなかさんもスタッフの方も大丈夫か?と不安だったとは思います。それは今でもそうだとは思います。それにコンパレは前のレーベルとの関係もありましたしね。僕も無理はしてほしくなかったから、その場ではすぐに結論が出たわけではないんです。双方宿題を持ち帰るかたちでした。もしダメだったらパブリシストとしてお手伝いできないかな、とも思っていました。でもその後スタッフの方もたなかさんもとても前向きに考えてくれて、色々と関係各所と調整をしてくれたんです。それで晴れて移籍していただけることになって、今回ミオベルレコードからリリースすることが決まりました。すごく嬉しかったですよ。ほんとに。プレッシャーも半端なかったですけどね。

 

ちょうどその頃僕は今年3月に刊行したポプシクリップ。マガジン第10号とアルバム『IMAGINE THE FUTURE』の制作の真っ最中でした。このコンピはミオベルレコードの名刺代わりになるものですが、そこにまず参加してもらうことになりました。もともとポプシクリップ。ではコンパレを何度か取材していますからね。収録することは、読者目線でもリスナー目線でも全く違和感がなかったしむしろファンの方から喜んでもらえたんです。

 

ポプシクリップ。マガジン第10号
ポプシクリップ。マガジン第10号
付属のCD
付属のCD
付属のLP
付属のLP

 

また雑誌の発売とあわせて記念イベントを行ったんですけど、そこでもコンパレに出演をお願いしました。そのときからコンパレをバンドでしっかりと見せて行こうという話が僕らの中にあったんです。僕もコンパレのバンドサウンドが大好きだったし、何よりも年内にアルバムリリースを決めていたので、そこにつなげていくためにも、いい意味でコンパレの魅力をしっかりと見せていきたいと思ったんです。

 

3月のイベントに続いて今回のレコ発もバンド編成にしたのはそういう流れがあったんですね。サポートメンバーは3月と同じ張替さん、小宮山さん、みのりさんです。皆さん忙しい方々なのでスケジュールの調整が大変なんですけど、なんとか合わせてもらったんです。特にドラムの張替さんは井上陽水さんのサポートで大忙しの中、張替さんのバンド、キンモクセイがの10年ぶりの復活ライブもあったりと・・・多忙の中での出演でした。

 

余談だけど、2014年に新代田FEVERのイベントでもコンパレにバンド編成で出演してもらったんです。あのときもバンドで見たいからって頼んだんですよ。そのときイベントに来てくれたレジーさんがね、コンパレのことをとてもいいと評価してくれたんです。それが今でも忘れられなくてね、未だに覚えているんですよね。今回もリリースが決まったときにツイッターでレジーさんが反応してくれたんですね。それも嬉しかった。何気ない一言でもね。嬉しいもんですよ。あとやっぱりバンド編成だなともね。

 

 

そのリリースパーティーなんですが、ライブ終わったあとのお客さんの反応がとてもよかったんですよ。

久しぶりというのもあったんでしょうけど、やっぱりバンド編成でいいライブを見せることがコンパレにとってはいいんだろうなという確信を持てたというか。一方でたなかさんは弾き語りライブもたくさんやってきましたし、弾き語りではより彼女の声を際立たせて聞かせられる良さもあります。それは声に特徴を持つ彼女にとってはとても大事なことなんですね。なので、うまく両面を見せていけるようにはしたいなとは思っていますし、そのためにはメンバーの先々のスケジュールもきちんとおさえながらやっていかないとできないので、自然と先を意識した活動にはなっていくんですよね。

10/27@渋谷LOFT HEAVEN/アンコールではグランドピアノで弾き語りました
10/27@渋谷LOFT HEAVEN/アンコールではグランドピアノで弾き語りました

そんな感じで、コントラリーパレードのアルバム『PARADE』は、レーべルとしては初めて少し先のことも見据えながら制作から一緒にお手伝いをしてきたアルバムなんですね。レコーディングも出来る限りは立ち会いましたし。その過程でコンパレが考えていることをひとつひとつ理解していくよう努めました。とはいえ、まだまだなのはわかっていて力量不足だなとは日々思います。

 

ふりかえってみると僕がこれまでお手伝いしてきた方はベテランの方々で、皆さん自分たちでマネジメントはできるから、僕がそこのお手伝い、例えばバンドの未来の絵描きを一緒に考える、制作環境を整えるといった必要がなかったんですよね。レコーディングの立ち合いをさせてもらえなかったこともあったし(笑)。それが僕には求められていなかったし、僕もそこまで深く関わることに躊躇していた部分もあります。それにそこまで信用されていなかったという面もあるだろうし、でもそれは仕方のないことなんですね。それはマネジメントのやることでレーベルのやることじゃないってね。

 

それにミュージシャンの中にはレーベルで嫌な思いをしてきた方々がたくさんいるんですよね(笑)。特にメジャーレーベルなんだけど、そのときに必ず出てくるのがバンドがやりたいことと違うことをレーベル側が考えていて、自分たちの思うような活動ができなかったというね。そんな話を色んなところで聞かされてきたので、レーベルとしてバンドの方向性に意見をするというか、バンドのビジョンを考えることはしないほうがいいんだろうなと、触れてはいけないと勝手に思いこんでいた部分もあったんです。

 

でもコンパレについては少し事情が違ったんですね。たなかさんはもちろん、彼女を長年サポートしてきたスタッフの方がとても気さくで現場に強い方で。その方はいつもコンパレの未来について一生懸命考えていて。打ち合わせのときは、リリースする作品はもちろん、ライヴの見せ方や今後の展開まで熱く語るんですね。僕もそれに感化されて自然と色々な意見や提案をするようになっていったんです。

 

・・・最初は正直こわごわでした。バンドの方向性にレーベルが意見を言うなんてもってのほかだと思っていたし、2人にはマネジメントはできないのでと一番最初に言っていましたからね・・・でもたなかさんやスタッフさんは僕の話もしっかりと聞いてくださる方なんです。たなかさんとは同世代だから話しやすかったのもあるんでしょうね。もちろん提案がイケてなければ即却下ですけど(笑)。でもそれはいいんです。大事なのは一緒にバンドの未来を考えられるか、そういった機会を自然といただけたこと。

 

今も基本的にマネジメントはご本人がやっていますが、活動についてはみんなでよりよいものにしていこうという感じでやれているし。そういうチームが作れているのはすごくいいことだなと思っています。まだ始まったばかりですけどね。予算も限られているからDIYでみんなで頑張っている部分もたくさんあるし、というかほとんどそうですね。。。特典の限定CD-Rもみんなで分担して作業したし。サイトも全部僕が作っているし(笑)。経験不足でご迷惑おかけしていることもたくさんあるし、ついていくので精一杯なところはあるんですけどね・・・。

 

僕の中の構想としては来年いっぱいまでのイメージはある程度できているんです。実際にどこまでやるかは別にしてね。次の作品は年明け2月にリリース予定です。3カ月後です。5年の次は3カ月、早いでしょ(笑)。そこまで急ピッチで出す必要はないんですけどね。でも制作意欲があってリリースしたいと考えられるうちは、コンスタントに作品を発表していくことがミュージシャンにとっていいと思うんですね。そんな提案ができたらいいなと思ってはいます。その先のことも色々と妄想中ですけどね。

 

 

そうそう、予算ですよね。これがね、やっぱりすごく大変なんですよ、正直いっていつもカツカツなんです。個人レーベルで後ろ盾とかないですからね。まあないものはないんで仕方ないんですけどね。支払いが先で回収まで3カ月から6カ月くらいタイムラグがあるんですね。

 

ただ、ミオベルレコードって制作予算をあらかじめいくらまでと決めつけてはやっていないんですよね。これはラリーレーベルの近越さんの考え方とサラヴァのピエールさんの考え方を取り入れています。個別案件の収支も見つつ、それよりも全体で赤字にならないように調整するという感じですね。結局何枚売れそうなのか、そこから収支を弾いているだけなのでね。もちろん予算の目安はありますからまずはその中でやりきるのが大前提。

 

だけど制作を進めていくうちに、ここはもう1日スタジオ抑えて追加レコーディングしないとダメだとか、そういうのってやっぱりあるんですよね。また思ってた以上にいい曲でもう少し売れるかもなと思えたら、予算をひきあげることもあります。コンパレでは結果として制作予算を何回か組み直したし、イケミズさんのベスト盤でも同じように当初から大分増額しました。常盤さんのアルバムでは当初CDだけだったのが色々あってLPも作ってしまったので、当初予算の3倍近くかかっています。これはさすがにやりすぎだったので、もう二度とそんなことはしませんけどね(笑)。 

 

でもいい音というか、その人ならではのその場ならではの音ってあるわけで、そういうのできる限りは大事にはしたいんですよ。タイミングもあるけどね。

 

代わりに一般的なプロモーションには欠かせないMVまではまだ作れないんですね。宣伝はとても大事なんだけど、MV作る予算があったら制作予算にまわしたいというか。MVを一定のクオリティでちゃんと作ろうとしたら20万から50万はかかるんですよ。これをCDの売上で利益ベースでペイするためにはかなりの枚数売れないと難しいんです。20代で元気があって毎月ガンガンライブできるようなバンドだったら、ライブの収益も合わせて考えてペイできるかもしれないけど

20万とかあったらいい音で録れるスタジオ借りれるし、ベテランのエンジニアさんに仕事を頼めるわけですからね。

 

代わりに別のやり方でプロモーションをしています。WEBマーケティング中心に。1to1マーケとかね。リスティングに近いこともやったりして。音楽業界の派手なマーケティングはお金がかかるから僕らのような個人レーベルでは難しいけど、違うやり方で売ることはできるんですよね。基本はCRMの手法ですけどね。リードナーチャリングもしてね。もっと売れるようになったらもちろんMVや店頭広告だってやりたいですよ。今はそこまでの売上が追いついていないということでもありますね。

 

音源制作の予算を引き上げるということは言いかえたら販売計画をあげるか、販売価格をあげるか、他の予算を削るとか何かしらの数字を変更するってことになるんですよね。リクープ期間を1年で見ていたのを2年で回収するように変えるとか、そんな感じです。もちろん予算は抑えるにこしたことはないです。そのほうがアーティストへの謝礼や印税も多く払えますからね。どちらがいいのかは案件ごとでの判断にはなるかな。印税いらないからよりよい作品作りに投資したいとなったらそうするってことですね。一番長いものだと回収期間3年で設定しているものもありますから・・・。まあさすがに今年は予定外に毎月リリースが続いて色々大変になってしまったので、来年はペースを落とします。このあたりもこの2年経験してわかったことです。

ソニー・ミュージックスタジオにて
ソニー・ミュージックスタジオにて
レコーディングした歌のチェックをしているたなかさん
レコーディングした歌のチェックをしているたなかさん
MOMO STUDIOでのヴォーカルレコーディング
MOMO STUDIOでのヴォーカルレコーディング
echo and cloud studioでオルガンのレコーディング
echo and cloud studioでオルガンのレコーディング
マスタリングを終えたときの様子
マスタリングを終えたときの様子

ええと聞かれることが多いので・・・今回のレコーディングやマスタリングなどの制作環境についてはレーベルからの提案です。他にも候補はあったんですけど、いつもお世話になっていて勝手がわかっているというのもあるし、アットホームな雰囲気でゆったりできる環境がコンパレに合うと思ったし。あと新たな出発なんだから一新したほうがいいんだろうな、とも思ったので松井さんと水野さんのスタジオで録音しました。そしてミックスはコントラリーパレードの初期の作品を手がけた中村フミトさんにお願いしました。昔書いたインタビュー記事にもありますが、初期のコンパレサウンドって中村さんのミックスが要だったりするんですよ。そんなこともあってお願いをしました。あとマスタリングについては、いつもの乃木坂のスタジオにお願いをしました。これはレーベルとして仕上げの音にこだわりがあるからですね。絶対ではないけどレーベルとして基本的には変えないつもりです。まあ何よりもたなかさんもスタッフの方もそこでやりたいと言ってくれたのが一番なんですけどね。

 

余談ですが、今回のアルバムに「つぼみ」という歌があります。あの歌はヴォーカルをソニー・ミュージックスタジオで録らせてもらったんです。普段ジャニーズはじめ大御所のミュージシャンが使っているスタジオで、インディーではなかなか使うことができないんですけど、マスタリングスタジオをよく使わせてもらっていた縁もあって一度やってみたらとある方から提案をもらったんですね。それで当日レコーディングを担当してくれたエンジニアの米山さんがたなかさんの声を絶賛してくれて、初対面だったんですけどとても気さくに接していただいたおかげでいい歌が録れました。それもすごく嬉しかった出来事のひとつです。提案してもらって本当によかった。この歌は2つのマイクを使い分けて収録しているのでぜひじっくり聴いてもらえたら。もちろん他の曲の歌も最高なのは言うまでもなく。

今回リリースする『PARADE』盤には、ライブのサポートもしていただいているキンモクセイの張替さんにザ・カスタネッツの小宮山さん、それにSwinging Popsicleの平田さんと嶋田さん、コーラスで三浦コウジさんに参加いただきました。あと岡田ピローさんや元メンバーのなっちゃんにも。こう見るとほんと豪華ですし、ポプシクリップ。らしいでしょ? これはたなかさんが作ってきたデモをもとに相談して決めました。基本はたなかさんやスタッフの方がこの人達とやりたいといった提案を僕が予算面含めて色々と確認、お願いをするといった流れでした。ちなみに年明けリリースする『CONTRARY』盤ではさらに素的案ゲストミュージシャンが参加しますので、そちらもお楽しみに。

 

今回多くの方にサポートいただいたのですが、それにも理由があります。それは久々のアルバムリリースだし、彼女のやりたい音楽をちゃんと引き出してくれる、汲み取ってくれる人と一緒に作るのが一番いいなと思ったんです。制作スタイルを新しくしたのは彼女の強い意向でもあって。多くの方に参加いただくことで、コンパレを知ってもらう機会も増えるし、彼女にとっても刺激になるんじゃないかと思ったんですね。

 

だから5年前のフルアルバム『アイネクライネリヒトムジーク』とはまた少し違った印象になっているとは思います。音像も音の質感も含めて。でも骨格となるメロディや歌の良さは変わっていませんからね。そこはご安心を。そうそうツイッターではリリパで買ってくださったファンの方が早速その違いに気づいてくれたんですよね。嬉しかったなあ。

 

 

もともとイベントをやっていたことなどもあるんでしょうけど、リリースだけだったところから、制作環境の提案、イベントの企画、その先まで含めた提案が少しずつできるようになってきたのは、コンパレはじめお手伝いしているミュージシャンにとってもいいことかなとは思います。ただメジャーレーベルではそんなの当たり前ですし、個人レーベルでもそこそこ有名なレーベルはそれくらい当然のごとくやっていますので、何も目新しいことではありません。

 

個人レーベル初めてあっという間に2年経った中で少しずつできることが増えてきたというか、考えなければいけないことが増えていることは、やりがいにもつながっているので僕やスタッフにとってもプラスになっているなあとは思います。特にコンピレーションの『IMAGINE THE FUTURE』では黒沢健一さん、黒沢秀樹さんはじめ本当にベテランの方々の作品を取り扱わせてもらいましたし、その中で学んだことがたくさんありました。

 

またミオベルレコードではないんですけど、ソニー・ミュージックからリリースしてもらったSwinging Popsicleのベスト盤では企画から制作まで全部拘らせていただいたので、その過程でも多くのことを学びました。ポプシのベスト盤の経験は非常に大きくて。あれは企画アルバムではありますけど、制作過程でメジャーレーベルの方との交渉や彼らの動き方とか、そのスケジュール感やその間のレーベル側とメンバー側の実務の進め方とか、そういうのがとても勉強になったんです。だからこそイケミズマユミさんからベストアルバムを作りたいと相談をもらったときに、うんと言えたわけですからね。それがなかったら怖くてできなかった気もするし・・・。

Swinging Popsicle 『GOLDEN☆BEST Master ”TIME TRAVEL" -Sony Music Years Selection-』
Swinging Popsicle 『GOLDEN☆BEST Master ”TIME TRAVEL" -Sony Music Years Selection-』

少し脱線しますがイケミズさんは本当に凄い方です。スケジュール管理をビシっとやって早め早めにきちんとものごとを組み立てて、ちゃんと達成するんですよね。イケミズさんは大分前から知ってはいましたけど、ちょうど1年くらい前からお手伝いをさせていただくようになりました。先月出したベスト盤、この夏にコンパレと並行して制作していたんですけど、そのときの手際のよさや話の進め方はとても勉強になりましたしね。あれは見習いたいです。またこういう制作からお手伝いをするという意味では、先月のイケミズさんのアルバムもそうだし、来月リリースする杉本さんの作品でも制作から関わるようになりました。まだほんの一部ですけどね。

 

まだ発売もしていないのですが、コンパレのこの先をどうやってサポートしていくのがいいのか、色々考えています。これはコンパレだけでなく、30代半ばから40代半ばを迎えるミュージシャン全員が直面する課題なんですけどね、音楽ファンやリスナーが減ってくる時期というのがあるんですよ。

 

大分前に高野寛さんがトークイベントなどでも話していたんですけどね、日本ではアメリカなどと違って音楽が生涯の文化としてあまり根付いていないんですよね。若い人の文化なんですよ、どうしても。30代半ばすぎると音楽を聴く人、ファンが急激に減ってしまうんですね。

 

何故かというと音楽以外のことに時間をとられるようになってしまうからなんです。会社では役職がついて責任も大きくなり仕事も20代のころと比べて忙しくなるし、結婚して家庭を持つ人は子供ができて育児に集中しなければならないなど、生活環境が変わると音楽って優先順位下がってしまうんです。これがアメリカだと文化として根づいているから年齢関係なく音楽が好きな人はずっと好きでライブにも行くんだそうです。日本だとまだファッションのような位置づけなのかもしれないですね。夏フェスが全国で定着してきていることもあり、変わってはゆくんでしょうけど、あれもまだフェスという文化が定着しているだけで、そこに出演する好きなアーティストを応援、ずっと見ていくという感じではないですからね。

 

20代のころは毎回ライブに来てくれたファンが30代に入り一人また一人と減っていっていく・・・色んなインディーズバンドでこのような様子を見てきました。これは仕方ないことなんですけど、音楽家にとっては死活問題なんです。どうしようもないんですけどね。あとライブハウスのスタンディングライブはもうしんどい(笑)、とかもありますよね。僕の見ている感じだと、どのアーティストも20代のころの1/5から1/10程度まで減ってしまうんです。20代にときに500人動員できていたアーティストだったら50人から100人くらいの動員になるってことですね。何もしなければ、ですけど。

 

 

>30代になるとライブに足を運ばなくなるのは何故だろう。

 

 

 

これはライブに来てくださる人数がという意味ですけどね。ライブは忙しくていけなくなったけど、CDは買って聞いているよ、というファンの方もいますしね。別にそのファンの方々も好きだったアーティストのことを忘れているわけではないと思うんですけど、でも生活の中で優先順位がどんどん下がっていってしまうんですよね。それで子育ても終わって自由な時間ができるようになる40代後半から50代になるとまた時間ができたからライブ行ってみようかな、という感じになる。そうなればいい方ですけど、そのままいなくなってしまう人も本当に多いですからね。

 

もちろん数字を維持しているアーティストもいます。それは20代の若いファンを獲得できている場合なんですよ。ファンの新陳代謝がうまくいっているバンドはトータルの規模は多少減ってもうまくやっていますが、ファンのは入れ替わっているんですよね。ただこれは本当に難しいことで。それができているのは若い人向けのプロモーションがきちんとできる一定規模のメジャーアーティストくらいですね。あと30代になってからブレイクしたとか、そういう方は別ですけど。

 

これがレーベルの仕事なのかはわからないんですけど、コンパレの音楽が好きな方々にこれからも楽しんでもらえるような工夫というか企画を出していくのも一つの方向性なのかもしれませんね。ファンを一定数維持するようなことも役割なのかなとか思ったり。ファンの成長や年齢に合わせてバンド側もやり方を変えていかなきゃいけないと思うんです。

 

実際僕がお手伝いしているアーティストでできていることもあるんですよ。3年くらい前からあるバンドについて、コンスタントに話題を作り、リリースも行い、ライブもやる、を地道に繰り返しながらバンドの基盤を整備しはじめたんですね。そのおかげで最近になって活動が安定してきたんですよ。ライブもすぐに埋まるしね。目新しいことではなく、基本に忠実に、シンプルにやっているだけなんですけど、それだけでも改善できることってあるんですよね。そういう事例もあるので、それを応用できないかなとは思っています。

 

ここまでくるとマネジメントの領域なのかもしれませんけどね。普段他の業界で仕事しているからこその知見、例えばCRMの知見もその一つなんですけど、そういうのを活かせたらいいなとは思っていて。小規模でも3年、5年かけて安定した基盤を作っていくことができたらなと。もちろんその間に僕が成果を出せずにクビになるかもしれないんで、そのときはごめんなさいなんですけどね(^^;

 

色々長話をしてしまいました。

 

 

2年経ってレーベルの役割って色々あるんだなと・・・今回の『PARADE』をリリースするにあたって考えることが多かったんですよね。もともと杉本さんとアルマの音源をリリースしたい、というところから始まったレーベルなんですけどね。色々あるもんです。

 

これだけ書いていて、今後全く違う展開になるかもしれないんですけどね、ただ一つ言えるのはコンパレの音楽は本当に最高なので、みんなに聴いてもらいたいってことと、これから来年に向けてレーベルとしてもパブリシストとしてもコンパレをサポートしていくので、応援してねってことですね。年内はあと杉本さんのリリースが控えています。12月9日のイベントにはコンパレも出演しますので、こちらも合わせてよろしくお願いします。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

杉本清隆さんのリリースパーティー!

コントラリーパレードも出演!