好きなバンドのファンでいられることの幸せ。

平田さんのblogで知った映画「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」を見ました。映画館に行く前にネットで感想や評価を見たところ、評判がとてもよかったんです。だから当日はとても楽しみでした。


 

見終えてまず思ったのアンヴィルの生き方がカッコイイと思えたこと。報われていないなあと思うけど、後悔をしていないというリップスの発言には恐れいったよ。自信もって生きてきたなんて、後悔はしていないなんてなかなか言えない大人が多いと思うから。

もっと多くの人に見てもらいたい映画です。バンドをやる人、音楽業界関係者、音楽ファンだけじゃなくてね。世の中の厳しさも描かれていて人生何をしようか迷っている人には勇気づけられる作品になるんじゃないかなあと思う。



この映画思うことがたくさんあるがその中で音楽ファンの視点で見ていこうと思う。

まずアンヴィルのファンは幸せだろうなあと思えることだ。そもそも映画の監督であるサーシャ・ガバシも元々はアンヴィルのファンで、15歳のときにライブでアンヴィルと出会いその後ローディとなってツアーに同行までしていたらしい。その監督が20年後に再びアンヴィルと再会しドキュメント映画が作ったというのだから恐れ入る・・・。この映画はファンが作った映画なんだ。

 

またアンヴィルはバンド活動を30年も続けている。初期からのファンは30年アンヴィルの大好きな音楽を、ライブを聴いて見て生活しているってことになる。ファンにとっては好きなバンドが解散することほど辛いことはないわけで、30年応援できるファンは幸せだと思う。

特にコアなファンになればなるほど、バンドが売れる以上に好きな音楽をいつも聞かせてくれる、ライブをやってくれるほうが嬉しいに違いないんだから。

それは僕が学生時代から聞いて15年たつ「黒沢健一(L-R,MOTORWORKSなど)」や12年目となる「Swinging Popsicle」の存在で十分理解しているつもりだ。この10数年の間に好きだったが解散してしまったバンドは数え切れない。


話は脱線するが、僕がこのサイトを作ったのはバンドメンバーへの御礼 という意味合いが強い。新聞やTVなどで騒がれているようにCD不況で音楽市場が停滞・縮小している中で大好きなポプシが地道に頑張っているのを見て、何 かできないかなあと思いはじめた。ポプシクルは僕にとっては良質なポップスを届けてくれるとても大切な存在であり、無くてはならないものになっているから だ。彼らの音楽がない生活なんて考えられないし、想像もしたくない。当初黒沢さんのサイトをやろうかとも思ったが、昔から知っているファン友達の何人かが サイトを作って運営している(その中で「びっくり電話」は黒沢ファンの間でも有名)から、自分は別の形で支えればいいだろうと思った。そしてポプシのサイトをやることにした。辛いこともあるけれど、幸いにも多くの方に支えられて運営ができておりやってよかったなあと思っている。


映画の中でアンヴィルの大ファンという人も何人かインタビューで登場 していた。彼らはアンヴィルとともに成長し、アンヴィルのライブを見るのを心底楽しんでいた。アンヴィルに曲を作ってもらったとも言っていた。きっと売れ ないことに対する残念な気持ちもかかえているんだろうけど、でも幸せな人たちだと思う。


ロックスターになるという夢を追いかけているバンドメンバー、それを 支える家族やファン。バンドを30年やっているリップスとロブもタフだが、長年ファンをしている人たちも相当なタフだと思う。ある意味ファンでい続けるこ とのほうが難しい、だって巷に音楽は溢れていて誘惑も多いのだから。


この映画を見て本当によかった。

好きなバンドのファンでいることの素晴らしさを改めて感じることができたから。

そしてこれからも好きなバンドを応援し続けていこう。