街頭での無料ライブって大好きです。

ハロウィン

 

音楽をより多くの人に知ってもらったり、ライブに足を運んでもらうにはどうしたらよいのか、考え続けてでも明確なこれだという答えがなかなか見つからず、悩んでは落ち込みを繰りかえしている編集担当です(^^;

 

 

先日ショッピングモールに買い物に行きました。

こういう場所では店内やモール内にBGMがよくかかっています。

 

またららぽーとなどの大型ショッピングモールになると、ちょっとしたイベントステージがあり、休日になるとプロバンド、歌手はもちろんのこと、市民の合唱団やブラスバンドなど様々な無料イベント、ライブなどが行われていて、そういうところでは、わりと賑わっていることが多いんですよね。

 

 

音楽が街にあふれてるって感じが大好きです。

 

 

ライブっていうとコンサートホール、ライブハウス、フェスで見るという意識がわりと強いのですが、よくよく見ると巷にはこういったイベントもたくさん行われていることに気がつきます。

 

以前、僕がとっても大好きなSwinging Popsicleも、ららぽーとのイベントに出演していました。大きな広場で今は飛ぶ鳥をも落とすスーパーアイドルAKB48と一緒にライブをやっていました。そのときはラジオの企画だったわけなんですが、500人以上の人が見に来ていてあたりは人だらけ。

 

こういう無料イベントのいいところっていうのは、普段全く音楽を聴かない、ライブハウスなどにも行かない新しいお客さんに出会えること。固い言葉では「新規顧客開拓」ってイメージでしょうか。会場にもよるけど、ショッピングモールでは若いカップルからファミリー層まで幅広い人々がいるので、本当に多くの人に知ってもらえるキッカケになります。以前とあるバンドがこのような街頭イベントに出演したら、持ってきたCDアルバムが完売したと驚いていました。来場した方の購入率が低くても、集客規模が大きいから絶対数としては売れたってことでしょうね。

 

ライブハウスに来るリスナーと比べたら、普段自ら意識して音楽を聴いている人の構成率は少なくなるので、いわゆるバンド、レコード会社等にとっていいお客さん(CDを買ったりライブなどにたくさんお金を使ってくれるファン)は相対的に少なくなります。とはいえ、そういった場で偶然知って気に入ってくれる人も結構いたり。特にラジオやTVなどがスポンサーに入っていたりするとそういう率は高くなるので、昔からアーティストのプロモーション活動の一環としてもこういうイベントってのは行われてきました。

 

ところがご存知のように音楽業界も厳しくなり、多くのアーティストはインディーズで活動するようになってくると、そういうイベントへでの活動というのは、どうしても少なくなってきます。事務所に所属していて、プロモーター(アーティストの宣伝活動を考える人)がいる場合はまだいいのですが、そうでない環境でやっているミュージシャンも多くてそうなると、こういったプッシュ型の露出は減ってきてしまいます。

 

 

幸いにもここ数年はネット環境が整備されて、YoutubeやUstream,ニコニコ動画などライブ動画が見られるサイトも増えてきてます。でもこれらWEBメディアはあくまでプル型の媒体。お客さんが意図的に見に来てくれないとまったく露出効果は出ないから、結局は知ってもらうことができないんです。しかもネットの場合は基本はもともとそのバンドに興味ある人が検索などで調べて見に行くわけなので、先に書いたような街頭でのライブ演奏を見てくれるお客さんとは意味合いが異なるんですよね。検索して見に来るわけだから、興味が高いという意味ではファンになってもらいやすい可能性が高い人が集まるというのはメリットですが、新たなお客さんに自分達を知ってもらうという点においては役割がちょっと違ってくる。(それでもTwitterなどのソーシャルメディアのおかげで以前に比べたらはるかに多くの方に知ってもらえるようにはなりましたけどね)

 

 

どうやったら音楽をもっと知ってもらえるんでしょうか?

 

ネットメディアの存在はますます大きくなっていて、ネット発のアーティストもたくさん増えているのは喜ばしい限りだけど、もっと一般的に広く知ってもらうためにはマスメディアやこういう人が集まる会場での無料ライブイベントなども、もっとたくさん活用していったほうがいいんだろうなと思います。

マスメディアはインディーズバンドの場合、売れっ子だったり人脈などがないと、なかなか露出してもらえる機会ってないと思うけど、街頭メディアであればそれよりかは、大分敷居も低いんじゃないかと思うんですよね。あーいう街頭イベントの企画ってのは商業施設側がやることも多いみたいだけど、持ち込みでそういう企画を受付けているところもあるようです。ちょっぴり興味あるかも(^^;

 

ネットの世界での配信もライブハウスでの演奏も、音楽に相当興味のある人に来てもらわなければいけない場所。それはそれで効率もいいとは思うけど、ある程度やるとファンも偏ってきて広がりが出てこなくなる。ただでさえ厳しいんだから、積極的に外に向かってPRをしていくのもミュージシャン自身がもっと考えて行動していくのが大事ではないかなあと改めて思うのでした。

 

 

関係ないけど、写真は久々に遠出したショッピングモールにて。

iPhoneで撮りました。

素敵です☆