MK日記。-パブリシストの資格、PRプランナー。

先日PRプランナーの資格をとった。
パブリックリレーションズの略で、宣伝とは違いお金を使わずに、話題を作ってファンとミュージシャン(クライアント)の絆を作る人。
もう少し大きな話をすると世の中の空気を作る人。イクメン、草食男子、終活、ロハスなど、これらの言葉やカルチャーは雑誌から生まれたものがほとんどだけど、それってPR視点の発想で生まれたものだと思う。潜在意識を顕在化させてわかりやすく言葉にしてストーリーを作ってコミュニケーションする人。
ちなみに”PRプランナー=プレスリリースを書く人”というイメージが世間では根強い。プレスリリースを書けることは大事なんだけど、それはパブリシストの仕事のほんのごく一部にすぎないよね。
民間の資格なんだけど、資格取得までは3回の試験があり、最後はパソコンを使い本番さながらのリリース作り、提案書作りといった実技試験まである。さらに実務経験3年以上ないと最終試験は受けることもできないので、わりとガチな資格。通しの合格率は20%くらい。企業で広報や宣伝の仕事をしていて、体系的に業務をこなしていれば多分普通にとれる資格。他にもPRの仕事をしている人はもちろん、広告代理店でクライアントにプロモーションなどの提案をする人が持っていることが多い。
 
もちろん、資格って持ってるだけでは全く意味がない。
実績がものいう、それが仕事。運転できないペーパードライバーって役にたたないでしょ?
とはいえ世間ではまだ珍しい資格だし、お守りがわりにはなるかと思って取ることにした。
僕は普段企業で働いてるスキルを音楽業界で生かして、パブリシストをやっている。フリーで何かをやる上では、実績と合わせて第三者に何かしら認められているものがあったほうがいいかなと思ったり。
じゃあ資格を取ったら何か変わったかというと何も変わらない。話のネタにはなるのと、PRプランナーの資格を持っている方々と情報交換ができるし色んな業界のPR活動の事例を知ることもできるようになる。PRにおいて一番大事なのは戦略骨子だと僕は思っているんだけど、具体化するアイデアも同じくらい重要だからね。
あとはね、バンドメンバーが喜んでくれたし、褒めてくれた。それが一番嬉しかったりするんだよね。
ミュージシャンのパブリシストがやることって、企業の広報宣伝部門以上にやることが多岐にわたる。これは組織の役割分担やその規模によって違うんだけど例えば僕の場合は
・PR戦略の策定、ストーリーを考える
・プレスキット作成
・メディア対応、営業
・WEB、フライヤー、MVなどの各種制作物のディレクション
・ライブイベント企画、ブッキング
・コラボ企画
・作品の制作管理、宣伝
・各種コーディネート
・取材、執筆
PRの範囲を明らかに超えている。マネジメントもするし、制作にも携わる。ある程度大きな会社になると原稿も自分で書かないで外部の会社に委託し、PRディレクターとしてのやり方をする人が多いだろうけど、インディーズのパブリシストは全部やらなければいけない。やらなければいけないというか、バンド活動全体のことを理解しながらまわせないと現場ではあまり役に立たないといったほうがいいかな。
ここまで書くと、周りからは”要はマネージャーの仕事だよね?”と言われるが、少し違うのはあくまでPR起点、世間の空気やリスナー目線で物事を組み立てて考えることだと思う。コンセプトの立案から実行までやるところが、少し違うかもしれない。まあ優秀なマネージャーは何も言わなくてもできているんだけどね。
僕は性格的に突飛なことは多分できない、ホームランを狙っては恐らく打てない。実は打ったことも何回かあるけれど、打ったらたまたま当たりがよかったという結果論でしかなかったし、僕個人というよりもチームでの取り組みだったからね。中長期的には地道でも確実にヒットを打てるようなパブリシストになってミュージシャンのお手伝いをしたい。
今固定でお手伝いしているバンドは2つあって飛び込みで入ってくるスポット案件をこなす感じでやっている。口コミでクライアントも少しずつ増えてきたのは嬉しい。
フリーのパブリシストが、日本のインディーズシーンで、根付くかはわからないけどニーズがあることは明白。周りでも何人かやっている人がいるしね。お役に立てたらいいなと思う。
よろしくお願いします。
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