Wouter Hamel「Billboard LIVE tokyo」 2009.5.19 Tue.

Wouter Hamel ビルボード東京

Wouter Hamelのビルボードライブ東京に行ってきた。19日の2ndステージ。去年に続き2回目のHamelのビルボードライブ。シルキーボイスと呼ばれる声を十二分に楽しませてもらった。「ノーバディーズ・チューン」という2ndアルバムが3月に発売したのを受けての来日公演。自由席前から2列目、目の前でかぶりつきでした(^^;ビルボードは音響がとてもよくて今日はステージとの距離も1m以内だったので興奮しないわけがない。曲は2ndからが中心だけど1stで大ヒットしたBreezyやDetailsなどもライブオリジナルアレンジで聴かせてくれた。このアレンジというのがまたとても楽しくてCDではシンプルで落ち着いたミディアムナンバーなのだがライブではアップテンポでメンバーがいい意味で好き勝手にオリジナルアレンジで弾きまくりよりファンキーでグルーヴ感が増していたように思う。特にドラム&パーカッションの人が面白くていたるところに色々なリズムや音をいれて楽しそうだった。ボンゴなども使っていたし(RubyのSambamix的な要素)ドラム叩きながらちょっとにやにやしてメンバーを見回しているほどで余裕ある大人のパフォーマンスといったところか。今日19日がHamelの誕生日ということもあってステージ上にはサプライズのバースデーケーキも登場!楽しそうに一息でろうそくの火を消していました。去年初めて聞いたときも思ったけどHamelのバンドは凄く安定していて演奏が上手。各自が色々なところでソロやアレンジを加えてプレイするのでそれを聞くだけでも楽しくてどんなライブになるかいい意味で想像つかないところがいい。ピーターのピアノソロはその典型。何よりみんな心底楽しそうにしているのがとても印象的だ。

アンコールの See you once again では観客もみんな席をたって手拍子しながら歌ってた。Hamelが次は男性だけ歌って、次は女性だけ、じゃあ全員でといった具合に会場を巻き込みながら楽しくさせるパフォーマンスにはみんな満足だったと思う。言うまでもなくWouterの声は甘く伸びやかで聞いていて本当に心地いいものだった。また今回はライブ終了後サイン会もあるということで持っていなかった「LIVE AT HOME」というCDを買いサインしてもらった。メンバーは私や嫁が話すつたない英語をなんとか理解してくれようとしてくれてとても優しかったなあ。

ただ改めて思うのはいいバンドにはいいファンの力が欠かせないということ。この日は私の後ろに座っていた女性ファンがかなりライブを盛り上げてくれていて、手拍子などもいの一番に叩いてくれたし、アンコールのときは見知らぬ私に話しかけて「ほら(次は男性の番だから)頑張って」といった具合に楽しそうに周囲を巻き込んでくれた。彼女がいなかったら観客のもりあがりも大分違っただろう。昨年キリンジのビルボードでのスタンディングオベーションも目の前の女性が一番に席を立ってくれたから、私も続いてたつことができたしそれに続いて周囲の人も続々とたちあがり・・・・伝播して最高のエンディングになった。Wouterのファンもいい人が多いなあとつくづく感じた。またライブ中発表があり9月4日の東京ジャズフェスティバルに参加することになったようだ。次はどんなライブを魅せてくれるのかとっても楽しみだ。

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コメント: 2
  • #1

    NORI (木曜日, 11 6月 2009 01:24)

    Wouter Hamelの来日ライブでみなさんどんな感想をお持ちかな?!とググッたらこちらのページにたどり付きました。
    多分コンサート中に声を掛けたのは私かと思います(汗)
    楽しくてたくさん飲んでいたので記憶がおぼろげでしたが
    前に居た男性に肩を叩いて「頑張って!」と言った記憶があります(^_^; スミマセン・・・楽しすぎて記憶が...

    私は去年から度々オランダの彼のコンサートにも足を運び
    2月にも新しいCDの曲を中心としたコンサートも見てきました。今回の日本公演の進行やアレンジ等も把握していたので
    慣れない日本のお客さんにも楽しんでもらいたいと率先してサクラ的に盛り上げようと頑張りました・・・
    Wouter初めバンドのみんなにも日本公演でのサポートになればと!

    実は彼らと多少面識があることでこのライブ当日に誕生日ケーキを送ったので、ライブ中も声を掛けられたりもありました。本人も喜んでいてくれたのですが、見ていたお客さんに不快に思われたらと多少不安にも思って心配になってました。こちらのBlogを見る限りは大丈夫だったようで、ホッとしています(^_^;

    オランダでのWouterライブの観戦記をBlogに書いていたのですが事情により閉鎖していました。
    が、ライブ中に私に気づいたファンの方から再開の要望が多かったので、整理して近々再開したいと思ってます。
    彼の本国での活動の様子が伝われば日本での宣伝にもなるかと願いまして・・・
    準備が整いましたら、こちらにもご報告させていただきます。

    こちらのBlogの内容がとても素晴らしかったので、私の友人初めWouterにも報告したいので、ご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?

    長々とスミマセン・・・今後ともよろしくお願いします。

  • #2

    ぱすてるバッジ (金曜日, 12 6月 2009 11:21)

    >NORIさん
    コメントありがとうございました。
    書かれているように肩を叩かれましたのできっとNORIさんですね。なんたる偶然!

    オランダまで行かれたのはすごいですね。
    私は去年のビルボードに続いての2回目の生Hamel君でした。
    もとは嫁から教えてもらったのですが1曲聴いてすぐにはまりました。本当は1st2nd両方見たかったのですが仕事もあり今回は2ndだけでしたが、やっぱり会社休んででも1ststage見たかったですね(^^;
    ライブ中のやりとりもわかりましたよ(笑)。まああんまり気づいていた人はいなかったと思いますが目の前でしたので、すげえなあと感心してたくらいです。

    ライブを盛り上げることってのはとても大事だと思います。去年のビルボードライブでも最後スタンディングオベーションがありましたよね。途中Hamel君がフロアに降りてきたり子供をあやしたりとフレンドリーでいいライブでした。ライブというのはアーティストとファンが一緒になって創るものだと考えている私にとっても盛り上げるというか反応を伝えることってやっぱり大事です(無理やり感があるのはナンセンスですが)。特にWouterのライブに来られる方は30代中心で大人の方が多いし場所柄もあって、率先して盛り上げようというファンはあまりいないでしょうから。盛り上がり方はライブそれぞれなので、程度を見極める必要があるとは考えてますけど・・・海外だとまた違うんでしょうけどね。

    私の好きなSwinging Popsicleというバンドのファンがこれまたとても大人しくて(笑)寂しいときは本当にしーんとしちゃうくらい。見ているほうはそれで楽しければいいと思うんですがステージで演奏しているほうから見たら、反応がよくわからないのって不安になるみたいなんですね。楽しいのか楽しくないのか、ファンが楽しそうに盛り上がるとステージのメンバーも喜んでくれるし、きちんと感想を伝えるのって大事だと思うんです。手拍子や体を動かす、場が盛り上がるというのはライブでは大事な感情の伝達手段です。だからちょっとしたきっかけを作ることはいいことだと思います。今回のライブでもNORIさんが作ってくれたキッカケが会場全体に波及してたわけですから。経験上盛り上がらないライブ、ココロに響かないライブは何やっても盛り上がりませんしね。

    こんなblog(しかも基本的にはSwinging Popsicleのファンサイトですが)でよければ是非是非ご紹介戴ければ幸いです。

    その代わりといっては何ですが、一度でいいからマイスペースなどでSwinging Popsicleの曲を試聴してくれたら嬉しいです(^^;

    今後ともよろしくお願いいたします。