お友達のこと。

 

社会人になって忙しくなると学生のときのように、友達と会うことも少なくなる。

結婚してからは特にそうだ。絶対的な時間の使い方が変わってしまった。

そんな中音楽を通じて出合った知り合い、友達がたくさんいる。

 

大学生の頃からライブやコンサートに行くようになった。

あまりメジャーな音楽が好きでなかったこともあり、周囲に趣味が合う人がいなかったけれど、ちょうどインターネットが普及しようかというときで、大学で授業以外でも自由に使えるパソコンルームがあったから、時折そこで同じ趣味のファンの人が作った掲示板やメーリングリストを見ていた。知り合った友達は同年代からちょっと年上の人が多い感じかな。

 

ファンの友達とは音楽の話が中心になるけど、仲良くなってくると当然のごとく互いの仕事やプライベートのことも話すようになる。僕の場合は幸運にも何人か親しくさせていただいている人達がいて、結婚式の披露宴や2次会にも出席してもらった。一緒に旅行に出かけたりしたこともある。社会に出てからもずっとつき合いが続いていて今でも時々一緒にご飯を食べにいったりしている。悩みを相談しながらも、好きな音楽の話ができることが本当に嬉しい。

 

最近も少しずつ新しい友達ができはじめた。たまに一緒に飲んだりしながら音楽の話をさせてもらうと、仕事上のストレスも発散できるし何より楽しいんだ。もちろん親しくなるにつれ、意見の食い違いがおきたり、価値観の違いもわかるようになってくるから自然とつきあいが薄れてしまう人、濃くなる人が出てきてしまう。いい悪いではなく、人づきあいとはそういうものだと思う。その中でも自分の駄目なところ、できていないところも教えてくれる友人は本当に有難い。つい最近もちょっとした出来事があったんだけど、それがすごく嬉しかった。相手にとって言いづらいことを伝えるのって信頼関係がベースにないとできないと思うから。


会社でも自分を叱ってくれる上司・先輩って有難いよね。しかも会社は仕事という側面があるけどさ、プライベートだったら無視されたらそれで終わりじゃない?改めて本音で言い合えるということはありがたいことだと思う。とはいえ相手がどう考えてくれているのかはわからない。一生わからないかもしれない。でもそうやって自分と正面から向き合ってくれる人は一生大切にしたいと思うし、長くつきあっていきたいと思っている。今後もその感謝の気持ちを胸に接していきたい。