お帰りなさい。最後の1台。

イヤホン 

 

修理していたイヤホンが帰ってきた。

 

震災の影響で3週間以上かかりました。でもそれだけですんだからよかったとも思う。

 

僕が使っていたこのイヤホンはオーディオテクニカのやつでいい音がしてお気に入り。

特に中高音域がとても綺麗なので、女性ヴォーカルものとか男性のハイトーンヴォーカルものとはとても相性がいいんだ。

 

今回で2回目の修理で、よくある断線てやつ。ケーブルをipodに巻きつけていたからそれがよくなかったらしい。でも断線修理の場合はこのクラスのイヤホンだと「新品と交換」というのが基本みたいで、前回も今回も交換扱いになった。1万円強で買ったやつなんだけど、修理交換の場合は数千円程度。

 

当初お店からは「古い商品で廃盤になっているからメーカーにもう在庫ないので、後継機種と交換になりますがどうしますか?」といわれた。普通だったら後継機種っていうと「もっといいもの」になるから喜んで替えるんだろうけど、イヤホンの場合はそういうものでもなくて品番が変わると音も変わってしまうことが、多いからとてもあせりました。お気に入りだっただけに変えたくなかったんです。しかも交換してくれるといっていた機種が低音域が改善されていたやつだったんだけど、言い換えれば中高音域が少しひっこんだ感じになるやつだったので、それでは美音子さんやアイコさんやPANDAや健ちゃんやヘメル君の声の魅力が落ちるのでは?という心配が頭の中をよぎったわけで・・・。

 

そこで「なんとかなりませんか?全国探してもらえないでしょうか?時間はかかってもいいから。」ってお願いをしてみました。お店の担当者も少し嫌そうだったけど、メーカーに聞いてみます。って言ってくれた。数時間後お店から電話がかかってきて「工場に残っていた最後の1個の在庫が見つかりましたよ。でも本当に最後の1個で取り寄せるのに時間がかかりますから少し待ってくださいね」と連絡をくれたんです。このときは嬉しかったなあ。言ってみるもんですよね。数時間で見つけられたってことはリペア品かもしれないけど、お店の方やメーカーの方がわざわざ探してくれたことに本当に感謝したいなあと思う。我が家は偶然にもオーテクのイヤホンやヘッドホンばかりあるんですが、今回の対応でますますファンになりました。もう交換もできない最後のこのイヤホンは大切に使いたいなあと思います。オーテクさん本当にありがとう。