少し前、GW明けにビルボードライブ東京にキリンジを見に行ってきた。
今までキリンジのビルボードは全公演、１ｓｔステージも２ｎｄステージも欠かさず見てきたんだけど、今回は２daysの２日目の最終ステージのみ見ることにした。キリンジが他のアーティストに提供した曲などのセルフカバーということだったので、そのあたりまでは普段聴いていなかったから。あと５月はライブが８本位予定があって単純に予算オーバーという理由も（＾＾；
時間の都合上予習があまりできなかったので、知らない曲ばかり。でもそれを言われなければ、いつものキリンジのライブで今日は新曲ばかりやります、と言われても遜色がない感じ、つまり提供曲とはいえキリンジが歌うとキリンジの曲に聴こえてくるのが不思議、キリンジマジック。ただ、やっぱり歌い慣れていないせいか、ところどころ違和感みたいなものはあった。歌詞の内容とか、曲の展開がちょっと違うというか。ある意味新鮮さ、あどけなさみたいなものも感じたので面白かった。
どちらかというと誰にどんな曲を提供していたのかを、今回はじめて知ったのでMCでちょこちょこ話してた内容がすごく興味深かったかな。特にマイラバ、bird、藤井さんにも提供していたのは予想していなかったから。この感想を書くにあたりちょっと調べてみたら、例えばbirdさんへ提供していた「髪をほどいて」は
作詞 : bird 作曲 : 堀込高樹 編曲 : 田島貴男
ということで、オリラブの田島さんも関係していたのか、とかそこからまた新しい音楽に出会うきっかけになっていくだなあとか、色々考えさせられたわけで。トリビュートアルバムなどで、カバーやコピーをすることでそこからまた音楽に出合っていくこともある当たり前な良さを、このライブを通じて再発見したのでした。
でもなんといっても僕がこの日一番嬉しかったのはアンコールで歌ってくれた「God Only Knows」。
誰もが知っている名曲ですが、僕の大好きな黒沢健一（L-R）、Swinging Popsicleも過去ライブや音源としても発表しているんだよね。だからこのときキリンジの「God Only Knows」を聴きながら、頭の中では健一さんや美音子さんの歌う「God Only Knows」も一緒に流れていました。同じカバーでもアーティストによって全くアプローチが違うし、個性がわかるので楽しいんですよね。またこの３組が一緒にセッションしてくれたらどんなに幸せなんだろうと妄想してました（＾＾；
やっぱり音楽っていいですね！
setlist
1. ロマンティック （土岐麻子 さんへ提供）
2. 髪をほどいて （bird さんへ提供）
3. 若葉の頃や （畠山美由紀 さんへ提供）
4. わたしの青い空 （藤井 隆 さんへ提供）
5. お針子の唄 （南波志帆 さんへ提供）
6. 代官山エレジー （藤井 隆 さんへ提供）
7. ハルニレ （Keyco さんへ提供）
8. jelly fish （My Little Lover さんへ提供）
9. Rich Girl （Hall & Oats さんへ提供）
10. 夏のお嬢さん （榊原郁恵 さんへ提供）
11. それもきっとしあわせ （鈴木亜美 さんへ提供）
encore
12. God Only Knows （THE BEACH BOYS のカバー）
13. 陽のあたる大通り （PIZZICATO FIVE のカバー）
※幸いにもセットリストがビルボードのHPで公開されていたので調べてみました。違ってたらすみません・・・
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