絶賛練習中(泣)

BAND

 

9月に入り、バンドの練習も佳境に入ってきた。

 

普段月1くらいでのんびり活動しているバンドも、本番前、しかも今回は特に気合が入っていることもあって毎週リハを繰り返しています。

 

先週の段階で未だにCではじまるアッパーな英語詞の曲の構成が決まらなくて悩んでいました。

5人編成でやっているんだけど、音の厚みがなんだか足りない、物足りない。

 

 

リハのときに、メンバーからも「音うすいよね・・・・」とポツリ。

 

 

 

実際の音源はたくさんの音を重ねているので、どう考えても手数が足りないのはわかってはいるんですが、とはいえ打ち込み、オケはどうしても使いたくなくて。

 

僕が聞いた限りでは例えば鍵盤だけでもその曲は6音色くらい使われているんですね。でも手は2本しかないし、鍵盤も2台までしか同時には扱えない。そんなプレッシャーの中、先週1週間は暇を見たら音作りに励んでいました。

 

まずは現在使っているストリングスやブラスセクションに厚みを加えるところから。ブラスセクションは既に2音色でレイヤーを重ねていたところに、さらに2音色加えた上、エフェクターでコーラスを加え、ハイレンジをもちあげたり。ストリングスは根本のベース音から見直して、中低音部分を厚くし、あとは同様の作業を何度もくりかえしてようやく満足のいく音ができあがりました。大体1音作るだけで、2時間くらいかな?またそれらを同時にならしたときのバランスとかの調整でさらに1時間とか。PCM音源であればもっと楽にできるはずなんですが、あいにく今使っている機材がそれに対応していないアナログシンセなので、ブラスもストリングスも試行錯誤の連続です。RolandのRD-700シリーズなどはPCMだし、ボタン一個で音色を複数かさねたりすることができるらしいので、こんなに面倒なことにはならないんですが・・・(泣)

 

次にその曲ではピコピコ動くリズムがあり、曲にほどよいリズム感、雰囲気をあたえているのですが、実際に弾くことが不可能な部分なのでそれをどうやって再現しようか悩みました。音色が絶えず変化しながらリズムを打ち続ける・・・ということだったので、最初は普通に音を作ってコードをアルペジオで弾いてみたらいいのかな?なんて思っていたのですが、まったくうまくいかなくて・・・・

 

結局は音階というよりも音色が変化している過程の音をリズムに合わせて音を出すほうが近いと思ったので、音そのものが時間の経過とともに変化していく音色を作って、その音をアルペジエーターの機能を使って16分割して、さらにそれっぽいリズムに合うように出すタイミングを調整して似たような音色をつくることができました。とはいえ、これでも原曲と全く同じではないんですが、かなり近い雰囲気のリズムが作れたので満足はしています。この1音作るだけで何時間もかかってしまって(泣)

 

 

そんなこんなで準備してのぞんだ数日前のリハ。

いざその曲を演奏したときのメンバーの反応は・・・・・・大好評でした。

 

どうやって作ったの?と珍しくつっこんで聞かれたので、あーだこーだ説明したところ納得してもらって。

先週までは打ち込みでやったら?といっていたメンバーも今回は何も言いませんでした。本当によかった、嬉しかった。

 

もちろん実際は本番でちゃんとできなきゃ意味がないし、音の構成はある程度目処がたった一方、演奏中の操作、切り替えが複雑になってしまいました。練習中、何回も操作間違えもあって・・・最初から最後まで間違わずに操作できたのって2回だけ(泣)この曲は今回のライブに向けてはじめて、みんなで練習している曲なんですよね・・・・あとアマチュアのコピーバンドとはいえ、キーボードありのポプシクルってかなり珍しいから・・・・本家ポプシでは普段はいないし、2年前に韓国で行われたライブくらいかな?それ以降はキーボード不在だし。そんなこともあって、それを期待しているファンの友達もいるのでなんとかそれに応えたいと思っています。

 

 

そんな中、Snappiesや、turing machine netoworkがリハをやっているという情報が流れてきたり・・・どのバンドも追いこみで一生懸命練習を重ねているのを知ると、負けてられないなと思うのです。

 

今までライブをやってきた場所と比べると、ワンランクもツーランクも上の会場、ステージも広めなので、どんな風になるのか・・・・まだ想像がついていません。

 

 

ちなみに演奏曲は初期から最近のものまでまんべんなくやるつもりです。

結果としてみたら全アルバム何かしらの曲をやることになりそう。

 

 

全体練習はあと1回を残すのみですが、全力で楽しんでやりきりたいと思います。