Dreamlist

四角大輔

やらなくてもいい、できなくてもいい

四角大輔

 

Dreamlist。

 

 

以前お話を伺った四角さんが話されていたことのひとつ。

 

うる覚えなんだけど、自分のやりたいことを100個紙に書きだしてひとつひとつ実現していこうというものだったかな。四角さんはこれを小さいころから、41歳になる今でもずっと続けているらしい。

 

レコード会社で類まれなる成果をだし、その後自分の夢を実現するため独立したかた。

 

この自己実現、成果を出されているという点に非常に興味があって、だいぶ前に本も買って読んだ。

本については以前も少し書いたと思うのでここでは割愛するけど。

 

自己実現をするためには、あたりまえだけど自分がやりたいことを明確にする必要がある。

いまのところ僕もそれがよくわからなかったりする。難しいよね、やりたいことってさ。

 

10年前、学生時代に就職活動をしていたときに自己分析をたくさんやった。

自分のやりたいこと、やりたくないこと、会社選びをする際の基準ってやつ。

 

あのとき自分としてはさんざんやりつくしたと思っていたけど、結局就職活動期間中のみで、その後は年に数回ふりかえる程度しか自分の本当にやりたいことなんて考えたことなかった。目の前の仕事をとにかくたくさんこなして、仕事ができるようになりたかったから、ただそれだけで満足しちゃってあまり内なる自分というか、仕事の枠組みなどをこえて自分のことを考えるということがあまりなかったんだよね。

 

ところが30歳をこえたころになって急にこのままでよいのかな?って悩むようになる。

仕事は楽しい、成果もそれなりに出ているし、評価もしてもらっている、職場の仲間にも恵まれている、けどそれでも何かが足りない。

 

じゃあプライベートは?というと、スノーボード、ゴルフにはじめ、たまにアウトドアをやったり、旅行をしてみたり、ライブに行ったり、色々なことをやってきた。どれも楽しかった。でも今から思いかえすと好きなことには違いなかったんだけど、なんだか時間つぶしをしていただけに過ぎないような気もする。次につながっていないというか、消費で終わってた、行動が。

 

そんな悩みの中、自分が本当に好きで熱中できて長くとりくめることがないかな?なんてずぅっと考えていて1年近く考えてはじめたのが、このサイトだったり再開したバンド活動だったりする。TOEICなどの英語の勉強やMBAなどの取得も考えた。でも何故か自然と音楽の方向に向かっていた。

 

最近家族に言われたことがある。「最近本当に楽しそう」っと。

 

「今までも楽しかったよ、仕事面白いし・・・」と応える。

 

「でも生き生きとはしていなかったよ」と返事。

 

 

「楽しい」と「生き生き」・・・・自分の中ではほとんど同じようなもんだと思っていたけど、改めて言われてみて気づいた。今の自分はささやかだけど夢というか、やりたいことがある。目標もある。大好きな人達もいる。しかもそれが自分が心の底から好きだと思える分野で。大好きな人達のために自分ができることをしたい。そして感動をわかちあえたら、それ以上に素晴らしいことはないのではないかと思う。

 

それまでは単に楽しいということばかり追いかけていた気がする。そこには大きな感動は伴っていなかった。

 

 

Dreamlist、自分は100個も書けていない、未だに。

でも10個くらいはある。そしてこの数年で3つ、4つと着実に夢を叶えることができている。20代は何にも実現できなかったのに、これはある意味凄いことだ。


30歳を過ぎた頃にばくぜんと、夢物語なんだろうなあなんて思いながら、やりたいことを書いただけのものだったんだけれども、今から思うとそれはきっと僕にとってのDreamlistだったんだろうね。

 

Dreamlistによって夢を実現するというのは、できる!30歳を過ぎてからでも。

 

 

最近四角さんの講義ノートを見かえしてみて、自分がなんとなく思っていたことがクリアになったので、備忘録として書きました。

 

改めて感謝したい。

 

ありがとうございます。