サイトを閉鎖、「はい、続けます」 - this is my answer

 

 

少し前のこと。

 

運営していたもう一つのサイトを閉鎖した。

 

もともと知人がやっていたサイトを引き継いだもので、7年以上やっていた。

blogに毛がはえたようなものだったが、それなりには一生懸命やっていた。

 

規模もたいしたことはなかったけど数十万PVはあったしできれば続けたかった。

でもこのサイトと両方の運営は無理だと判断した。

こちらの手間隙が思ってた以上にかかるようになったのと、少しずつ規模が大きくなってきたからだ。

 

実はやめるかどうかここ2年ほど悩んでいた。思いいれがあったから。

けれどもこのサイトが自分の成長を実感できているのに対し、そこまでのものは得られなかった。

引き継いだサイトと自分がゼロから立ち上げたサイトとの違いもある。

 

 

 

一番大きな違いはサイトを通じた人との出会い、かな。

 

 

リスペクトしているミュージシャン、音楽友達・・・色々な方と出会った。

嬉しいこともあれば、怒られてへこむことも当然ある。

 

つい最近もあるミュージシャンと2時間近く話をした。

中身は僕のこれからのことを考えてくれた、懇切丁寧なアドバイスだった。

僕のいたっていない点を厳しく叱咤激励してくれたのだ。

 

・・・ありがたかった。

 

最初はすごく落ちこんだ。でもすぐにそれが貴重なことであることに気づいた。感謝してもしきれない。

一方閉鎖したサイトではそこまでの出会いや学びはなかった。

 

 

 

自分が今どちらをやりたいのか、またやるべきなのかを考えた。

 

そこで自分の頭の中に浮かんだのは多くの友達やアーティストの顔だった。

 

サイトは作り手と見にきてれくれるかた、関わってくれるかたとのコミュニケーションがあってなりたつものだ。

いわばコール&レスポンス。手間隙かけて、時間をかけてやるならばレスポンスは多いほうがいい。

レスポンスがあるから次へ進める、頑張るモチベーションにもなる。

 

 

 

・・・答えは決まった。

 

 

 

 

後悔がまったくないといえば嘘になる。

閉鎖するとき、サイトを削除するボタンをなかなか押せなかったからだ。

削除したとき7年分の想いがとんでなくなってしまったかのように感じたからだ。

・・・しばらくパソコンの前から動けなかった。

 

 

 

 

 

 

3年前にサイトをはじめた頃、勇気を出してメンバーに話をした。

そのときメンバーがかけてくれた言葉がある。

 

 

   「よかったらずっと続けてね」

 

 

何気ない一言だった。メンバーも覚えてはいないだろう。

でも僕はこの言葉を今でも忘れずに、これからもこのサイトを大切に運営していきたいと思っている。

 

 

 

残念なことに、色々な事情があってまだこのサイトの成果はあまり出せていない。

当初の目標であったミュージシャンへの貢献がほとんど果たせていない気がする。

いや、ある程度は役にたてているのかもしれないが、数字として表れてこないから駄目だと思っている。

だから今後よりよくするために、もう一つのサイトを閉鎖しこちらに集中することにした。

 

 

結果はどうなるかわからないけどひとつ言えるのは、「自分がどれだけ頑張れるかだけだ」ということ。

一人ではできない。だから周囲の協力を得ながらやっていく。ある意味それはわかりやすくていい。

 

 

もうすぐ3歳の誕生日を迎えるにあたって、心の整理をしておきたかった。

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとう。