イベントの核にあるもの。

 

こんにちは。

ポプシクリップ。です。

 

久しぶりに部屋の本棚を見ていたら、出てきました。

 

「野外フェスのつくり方」

 

なんだか懐かしくなってパラパラと手にとって読んでしまった。

 

3年前、ポプシクリップ。をはじめて間もない頃に買った本のひとつ。

タワレコ渋谷店の本屋さんで買いました。

それまでこのような類の本があることさえ知らなくて、いわゆる音楽の仕事に関する本は普通の本屋ではなかなか取り扱っていないんですよね。

 

フェスを作りたいと思って買ったわけではないんだけど、前々から音楽イベントって誰がどうやって企画運営しているのか、漠然と興味があった。以前はイベント会社やレコード会社、メディアなどの媒体社が行っているとばかり思っていたし。例えばラジオ局主催とか。アーティストのワンマン・ツアーだったら所属している事務所やレコード会社の冠がついたり、ついていなくてもそうじゃないかと思ってた。

 

だからこの本を読んだときは衝撃を受けた・・・。

青森のフェスだったり、埼玉スーパーアリーナのぐるぐる回るなど、普通の会社員が、音楽リスナーが集まってイベントを作っていることをはじめて知った。

 

詳細の経緯は本に譲るとして、それはもう大変だったと思う。会場との交渉、アーティストの交渉など何から何まで。野外フェスの場合はライヴハウスと違って、会場設営からやらなければいけないので、ライヴハウスでやるイベントの数十倍は大変だ。

 

本を読んでやっぱり情熱が大事なんだなと思った。どのイベント主催者にも共通していたのは、いい音楽を届けたいとか、楽しむ場を作りたいといった情熱があったことなんだよね。

 

先日インタヴューしたミュージシャンのAさんも話してた。「俺も何百回とイベントやってきたけど、やっぱり情熱があるかどうかだと思う。イベントをやるのって本当に面倒くさいんだよ。しかもアーティストって個性的な人が多いから対応も大変で振り回されることが多いしね。それでもやるっていうのはやっぱり覚悟がいるし、情熱がないとできない。さらにイベントやったからといって報われるとも限らないからね。本当に大変なんだよ。」と。

 

もちろん情熱だけでも駄目で、実績もいるし、社会人としての様々な振る舞いなどが問われるのは言うまでもないが、最後はその想いにいきつくということを言いたかったんだと思う。

 

実は次回のイベントは最初の構想から1年半もかかってようやくここまで持ってきたものだったりする。それだけ時間がかかったのは、やっぱり自分に力がなかったのもあるし、アーティストの日程を合わせるのが大変だったことも大きい。運よく日程が空いていてすぐ決まった方もいれば、半年近く保留だった出演者もいるし、なかなか難しいんだよね。僕のような立場の人間ではなおさらだ。

 

当事者としては思い入れがあっても、お客さまから見たら世の中に数多あるイベントの一つにしか過ぎないという事実もあり、それらを受け入れながら思い入れをもってやっていくことは難しいし、ときにはやるせなくなるときもある。それでも自分達がいいと思った音楽を知ってもらいたいし、楽しんでもらいたいからという原点に立ち返るとそこにはやっぱり情熱があるのかな、と思う

 

とりとめもない話になったけど、僕達の気持ちが少しでも届いたらと思って書いてみた。

 

最後まで読んでくれてありがとう。