POPS Parade Festival ~デザイン制作記録~

 

こんにちは、えまです。

 

POPS Parade Festivalにご来場くださったみなさま、温かく迎えてくださったスタッフのみなさま、素敵な演奏を聴かせてくださった出演アーティストのみなさま、本当にありがとうございました!!

 

当初はフライヤーデザインのみ担当させていただく予定だったのですが、昨年の大晦日に大阪でイベント主催者さんと顔合わせをした時に、当日の物販で販売されたパンフレットおよびグッズデザイン(Tシャツ・トートバッグ・リストバンド)も担当させていただくことになり、今に至ります。

 

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まずはフライヤーデザインについて。オモテ面のデザインは、ポプシクリップ。さんのサイトロゴなどでおなじみのイラストレーターさんのイラストをメインに使用し、その他のレイアウトや装飾デザインなどは私が考案する。ウラ面のデザインは全て私におまかせ、というものでした。

どうすれば私らしさも出しつつ、イラストレーターさんのイラストを活すことができるのだろう?と悩みに悩んだ末、雑貨店にアイディアを探りに行った時に、偶然ペンギン型のクラフトパンチを見つけたのです。
それがヒントになり、“シルエットなら顔に表情をつけなくても、ポージングで表現できるんじゃないか?切り絵には切り絵風で対抗しよう!”って思って。シルエットをモチーフにすることは、今までイラストを描く際に一番顔の表情を大切にしてきた私にとってかなり思い切った試みでしたが、これを機に価値観がぐっと広まりました♪

 

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続いてパンフレット制作およびグッズ制作について。パンフレット制作は今までに経験したことがなかったので、年明けから『AdobeInDesign』というDTPソフトの独学を手探りで始めて、即実践で使っていくというスタンスで臨みました。そんな中、原稿が予定通りに送られて来ないなど想定外のトラブルが多発してスケジュールが大幅にずれ込んでしまい、グッズデザインと制作期間がほぼ丸被りになるという過酷な事態に陥ることになってしまったり。。。

 

学生時代に「締切りを破ることは信頼を破ることだ」と教えられてきた私にとって、日々葛藤の連続でした。締切りや宣言は守られて当然のものだと思っていたけれど、実際はそうじゃないことのほうが多いという現実を知り、チーム体制での制作は一人一人が責任を持って協力し合っていかないと成り立たないものなんだと痛感しました。

 

制作を途中で投げ出すことは自分自身のプライドにも反するし、インタビューに協力してくださった出演アーティストのみなさま、楽しみにしてくださっているスタッフさん・来場者の方々に対して「間に合いませんでした」で済ますのは絶対に嫌だと思ったので、何としてでもちゃんと形にして、みなさまの元へお届けしたい!と、もうとにかく必死でした。最終的にイベント主催者さんと私の2人で連日夜明けまで作業を続けることで、なんとかイベント当日に間に合うよう調整することができました。

当日は少しの間だけ物販コーナーに居させていただいていたのですが、私がデザインしたオリジナルトートバッグを購入してくださり、早速目の前で使用してくださった方も多数いらっしゃって本当に嬉しかったです。有り難いことにトートバッグを始め、パンフレットも無事完売となり、今までの努力が報われた気がしました。
あと、“物販に大好きなアーティストのグッズを購入しに来るお客さんの目って、こんなにキラキラしてるんだ!”と、また普段とは違った視点で物事を見ることができて、とっても新鮮でした(^^*

イベント当日は会場中が大好きな音楽に満ちあふれていて、本当にしあわせでした。このイベントは今まで全出演アーティストの音楽を聴いて育ってきた私にとって特別なものだったので、こうやってスタッフとしてイベントに貢献することができる機会に恵まれて本当に嬉しかったですし、一生モノの心の財産となりました。
最後に、POPS Parade Festivalに関わってくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございました!!

えま  (Web: http://ema-emama.com )