こんにちは、ポプシクリップ。です。
今日からひと段落して夏季休暇に入りました。
とはいえ予定が詰まっていて忙しさには変わりはないのですけどね(^^;
少し部屋の整理をしようと押入れをごそごそしていたら、出てきたのがこのポスター。
L⇔Rのデビュー・アルバム『Lefty in the Right』のポスターです。
学生時代、京都の中古レコード屋さんに飾ってあったのを譲ってもらいました。
懐かしいですね。
20年も前の音楽ですが、僕にとってはとても大切な音楽で、今もなお現役です。
こういうことを書くと懐古主義だとかなんとかいう人もいると思いますがそうではない。
私もリスナーとして膨大なタイトルの音楽を消費してきました。
1回しか聞けなかった音楽もあれば、3年ほど聞いた音楽、そしてBeatlesやL⇔R、Swinging Popsicleのように10年以上も聞き続けている音楽もあります。
昔ほどではないけれど、今も新人アーティストの音楽を見たらなるべく聞くようにしています。最近だとシティ・ポップス周辺でいいバンドがたくさん生まれてきていますよね。ユメオチ(解散しちゃうけど)、スカート、cero、カメラ=万年筆などなど。
とはいえ飽きっぽい性格からなのか、末永く聞き続けられる音楽ってそんなになかったりします。そのときどきにいいなと思える音楽はあっても、いつまでも聞き続けたい音楽はそんなにあるものではない。音楽は消費するものだと思うし、消費されるために存在すると思うけど、先に書いたL⇔RやSwinging Popsicleは、未だに消費しようとしてもしきれない音楽、私の中ではそうなっています。
6月下旬に黒沢秀樹さん、7月中旬に黒沢健一さんとSwinging Popsicleのライヴを見ました。どれも言うまでもなく素敵だったのですが、改めて自分が一番驚いたのは、彼らのライヴでは一曲目のイントロから自分が音楽と一体となれる幸福感を味わえたこと。
普段ライヴを見ていても頭の片隅には明日の会議どうしよう?とか、ライヴ以外の生活や仕事がよぎることがあります。もちろんライヴに集中していないわけじゃない。一生懸命見ています。でも色々抱えているとどこか他の出来事が頭の片隅に残ったまま見ているということも、あるのです。
ところが上記3バンドのライヴではそういうことが一切起こらなかった。1曲目から体が喜ぶのを感じた。全身で音楽を楽しんでいる自分がいました。まるでシンクロしているかのように。
学生時代に出会った音楽、熱中した音楽というのはやはり自分の中でもその存在はとても大きいです。どのバンドも昔の曲から最新の歌まで幅広く披露してくれた。そしてどれもが最高だった。それだけでいいんじゃないかと思えるくらい凄かった。理屈はいらないとはこういうこと。
大変ありがたいことに、黒沢さんにはインタヴューをさせていただき、ポプシにはインタヴューとイベントに出演いただきました。そして9月には年1回のカヴァーイベントでL⇔Rの音楽も流れます。ポプシのカヴァー・バンドも調整しているんですが、メンバー変更があったので多分間に合わない気がしています。間に合ったら急遽出るかもしれないけど(^^;
以前実家に帰ったときにその話をしたら、未だにL⇔R(各自のソロ含む)って言ってんの?と少し馬鹿にされました(笑)。でもね僕は今でもそれは言い続けたいと思います。いい音楽、最高の音楽は時代を超えます。それを自分の人生の中で歩みながらまさにリアリティを持って感じて生きている。きっと僕は来年もL⇔R(ソロ含む)最高!ポプシ最高!って言うと思います。
ポプシやL⇔Rのメンバーは今でも音楽を続けてアップ・デートを繰り返しています。先に書いたライヴで昔の歌を披露してくれたときに、曲は昔に作られたものでも現在のバンドサウンドとして今の音で表現されていました。そしてそれが10年後、20年後と続いたら、きっとそれは僕の中で伝説化すると思うんです。懐古主義ではないんです。今でも新しくいい音楽はたくさん生まれていてそれも聴きながら、それと比較しても彼らの音楽は最高だと言えるようになりたいってことです。
POPS Parade vol.9 はカヴァー・ナイトです。カヴァーイベントではありますが、なぜ20年も前の音楽を現代の20代、30代が愛して再現しようとしているのか、またしたがっているのか、その意味を自分でも考えながら取り組めればと思います。僕も久々に出演させていただきます(笑)。とても緊張していますが、楽しい時間をみんなで共有できればと思っています。またそのあとしばらくはイベントをお休みに入るのでぜひ来てもらえたら嬉しいです。Vol.8のイベント予約はこちらから。Vol.9のイベント予約はこちらから。
ポスターを見てながらふと色々と思ったことを徒然と書きました。
最後は宣伝みたいになってしまいましたが(笑)
お読みいただきありがとうございます。
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