会社帰りにここ数年持つようになった違和感について考えていた。
何かというと何故自分は今の仕事を心底本気で好きになれないのか?ということだ。
誤解のないように書くと、今の会社や仕事に対する僕の満足度はかなり高い。周囲の話を聞く限りは相対的に見ても満足度偏差値はかなり高いほうだと思う。
何故なら職場の人間関係もいいし、仕事は地味で面倒な作業は多いものの、新しいことにどんどんチャレンジできるから飽きないし、それなりの予算と権限も与えられているから、色んなことができる。学びも多い。悩みと言えば今の部署は仕事量が多すぎることだが、仕事があるのは贅沢な悩みともいえる。それにまた数年したら異動して違う仕事をしているだろうしね。
やりがいも学びもあり割と面白い仕事をやらせてもらえているのだけど、一つだけ決定的に足りないものがあると最近思うようになった。それは自分は今の仕事を本当に心から好きか?という自分に対する疑問だ。面白いとか勉強になるとかではなくて、好きか?没頭できるか?だ。
今の仕事をゼロから自分で立ち上げて事業化したいか?と聞かれたら答えはノーだと思う。まあ正確には、たくさん担当している仕事のうち1つだけはやってみたいがあとはそうは思わない。何故ならその仕事をやるのは僕でもいいけど、僕である必然性がないからだ。これはサラリーマンの宿命なのかもしれないけどね。
手弁当でもいいからやりたいと思えることが仕事にできていないんだよね、僕の場合は。まあそれを選んだのも自分なのはわかっている。現実を選んだから。
これまで仕事に対しては、やりがい、成長実感などがあって面白ければいいと思っていたんだけども、それよりも、心からスキで没頭できるものであるか?のほうが大切なんじゃないか?と最近思うようになった。ただこれはないものねだりかもしれないから冷静に冷静に悩んでいる。
そう、必然性。
自分がその仕事をやらなければならない理由。必然性というと大げさだけどね。働く理由といったほうがいいのかも。お金がもらえるとか人の為に役立つとか、社会に貢献するとか、なんとなく好きだからとかまあそういう当たり前のことは踏まえた上で、世の中に無数にある仕事の中でその仕事をしている理由みたいなものがなんとなく知りたくなったんだよね。
そんなものはもしかしたらないかもしれない。単なる偶然や縁の巡り会わせだといえばそれまでだし。もっと単純で楽しくて面白くて好きだったらそれでいいじゃんって話もあるし。
このサイトを始めてからこれまでに不思議な出来事、ワクワクする出来事がたくさん起きたんだけど、何故それが会社人生で起きないのか?と思うと不思議でならない。会社仕事にかけている労力や時間は半端ないのにね。かけている時間が圧倒的に少ないこのサイト運営を通じての活動の方が楽しくて面白いし、何より没頭できる。他には少し前にやっていたプロボノ仕事の医療系NPOのお手伝いも面白かった。
まあその答えを見つけるためにこのサイトをやっていることもあるんだけど。
あと5年で答えを見つけたいポプシクリップ。です。