とあるバンドのプロモーションを考えるワークショップ。
いつものごとくそのバンドメンバーにも来てもらって話を聞きながらどういうイメージなのかを考える。
いわゆるマーケティングの4Pの話とかそういうのも踏まえつつ、一番大事なコアコンセプトを探るべく、この日はチームに分かれて意見を出し合う。
やれイメージを売っていくべきだとか、洋楽志向のリスナー向けにPRすべきだとか、3年後を見据えた松竹梅のプランを考えるべきだとか。
ミュージシャンを一つの商品やサービス、企業と見たてたら新しいバンドは基本的にチャレンジャーになるわけだから、最初のとっかかりの作り方はオンリーワン戦略か差別化戦略、もしくは模倣戦略のどれかになるんだろうけど、どのマーケットを狙うのかで変わるし、バンドの在りたい姿もあるので、その擦り合わせが難しい。昔ビジネススクールでやったケーススタディを思い出しながら、考えていた。
ボカロやアイドル台頭時代において、単純にいい音楽だから、上手だからでは売れない。リスナーに突き刺さるイメージを構築して勝負しないと多くのバンドのように3年ももたないだろう。あとリスナーがそのバンドを聞かなければいけない必然性を、コンテキストをどう仕掛けて作り出すのか?多分ここが肝だ。
ふと渋谷系が何故ブームになったのかを思い出した。音楽だけじゃない独特の文化。あとアナ雪がヒットしている理由、このあたりの掛け合わせが一つの解になりそうな気がする。ただこの戦略は自分の担当するバンドのためにとっておきたい気もするし、ワークショップで提示するためにはもう一案考えようかなとか。
自分の担当するバンドの前に実際のアーティストさんを売るプランを一緒に考える機会が得られるのは本当に貴重。成果を出せるよう頑張りたいと思うポプシクリップ。です。
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