日本を代表するヒットメーカー・作詞家である松本隆の45周年を記念したライヴイベント『松本 隆 作詞活動45周年記念オフィシャル・プロジェクト 「風街レジェンド2015」』が、8/21(金)に東京国際フォーラムAで盛大に開催された。
オープニングを飾ったのは、日本語ロックの礎、はっぴいえんどのメンバー、松本隆、細野晴臣、鈴木茂による「夏なんです」。細野が”おじいちゃんのはっぴいえんどです”と会場を笑わせると、松本隆も”ドラムのブランクは40年”とさらに笑いを誘う。
鈴木茂がメインヴォーカルを務めた「花いちもんめ」を披露した後、”惜しい仲間を失いました。3人で相談して佐野元春さんに代わりに歌ってもらうことにしました”と、「はいからはくち」で亡き大瀧詠一のパートを佐野元春が熱唱、松本も華麗なドラムソロを聴かせた。このメンバーが集結するのは99年に行われた松本の30周年記念ライヴ以来、
16年ぶりとなる。
そうそうたるアーティスト陣の中で異彩を放ったのは、イモ欽トリオ。なつかしの学生服姿で登場し、”35年、これで食べてます”と会場を笑わせた。
大瀧詠一楽曲のコーナーでは、杉真理、伊藤銀次、佐野元春のナイアガラメンバーが一堂に会し「A面で恋をして」を歌い、続けて鈴木雅之が「冬のリヴィエラ」で会場を沸かせると、矢野顕子がアグネス・チャンの曲を、吉田美奈子が松田聖子の曲などをカヴァー。「ルビーの指輪」で本編のトリを飾った寺尾聰は、バンドメンバーと楽しげにパフォーマンスし、和やかな雰囲気を演出した。
最後に松本は、”この人(細野)と高校を卒業した春休みに出会ったのがすべてのはじまり。最近歌が上手くなりはじめた鈴木茂は、やっぱり天才だと思う”とメンバーを讃え、”たくさんの歌手の人たちに、いい歌をうたってもらって作品を残すことができました。感謝しています”と感慨深げに述べ、記念すべきライヴの初日の幕が閉じた。
本日8/22(土)も、一部メンバーを変更しライヴは行われ、2日間で延べ1万人を動員予定。
松本 隆 作詞活動45周年記念オフィシャル・プロジェクト
「風街レジェンド2015」
日時:2015年8月21日(金)開場18:00/開演19:00
2015年8月22日(土)開場16:00/開演17:00
会場:東京国際フォーラム ホールA
出演:松本隆、細野晴臣、鈴木茂 (以下50音順)石川ひとみ、伊藤銀次、稲垣潤一、イモ欽トリオ、 EPO、太田裕美、大橋純子、小坂忠、斉藤由貴、佐野元春、杉真理、鈴木雅之(21日のみ)、寺尾聰、中川翔子、早見優、原田真二、水谷豊(22日のみ)、南佳孝、美勇士、安田成美(22日のみ)、矢野顕子(21日のみ)、山下久美子 吉田美奈子
―風街ばんど―
井上鑑(音楽監督・Keyboards)/松原正樹(Guitar)/今剛(Guitar) /吉川忠英(A.Guitar)/高水健司(Bass)/林立夫(Drums)/山木秀夫(Drums)/三沢またろう(Percussion)/比山貴咏史(Chorus) /佐々木久美(Chorus・Organ)/藤田真由美(Chorus)/山本拓夫(Woodwinds) /金原千恵子(Violin)/笠原あやの(Cello)