Tプロ、写真で振りかえるロンドンでのヴァイナルカッティングその3

Photo by Francesco
Photo by Francesco

Tプロのカッティングレポート。

 

これはスタジオの入口にある看板です。

左のロゴは誰がデザインしたものなんだろう。

日本で言ったら家紋、イギリスですから紋章でしょうか。

このロゴの缶バッジとか欲しいですね。グッズとして。

 

 

Photo by Gareth Oxby
Photo by Gareth Oxby

Graeme Durhamさん。

今回カッティングをお願いしたエンジニアです。

THE EXCHANGEの設立当初からのメンバー、写真はTさんのラッカー盤をカッティングしている最中のもの。

 

Graemeさんは前回の写真でも紹介した機材を通し微調整してカッティングしてくれました。前回写真で紹介したEMI MASTERING DESKは、ここ最近10年ほど使っている機材だそうです。カッティングの際のレベルを調整しているんですって。

 

GraemeさんはTさんの歌を”ラヴリー(lovely)”と表現されていました。

そのラヴリー感を生かすために、Telefunken V72というアンプを使用。

 

 

Telefunken V72もPULTEC EQなどと同様、真空管を使った入手の難しいヴィンテージ機材なのですが、このアンプを使うことでTさんの歌の魅力を引き出してくれました。アナログ時代ならではの音作りが、今回のアルバムに合うと考えてくれたんでしょうね。まあバリバリのDTMや打ち込みの歌もあるんですけど。

 

Graemeさんにカッティングしてもらったラッカー盤。

空輸して日本の東洋化成に送ってもらいました。今頃テストプレスが行われているころ。

 

 

ロンドンでのカッティングレポートは、今回で最後です。

今回は使った機材についても少し触れるなど、いつもよりマニアックな内容でお届けしました♪

 

 

Scene 39