黒沢健一さんの『HEAR ME NOW』のレコードがとても楽しみです

写真は3月にリリースした健一さんの楽曲も収録したコンピのカッティングの時の写真なのでHEAR ME NOWとは関係ありません
写真は3月にリリースした健一さんの楽曲も収録したコンピのカッティングの時の写真なのでHEAR ME NOWとは関係ありません

こんばんは、ポプシクリップ。@編集部です。

昨日故・黒沢健一さんのアルバム『HEAR ME NOW』のアナログリリースの発表がありましたね。(ニュース記事はこちら)。個人的にはとても嬉しいリリースです。

今回のアナログリリースをきっかけに健一さんのことを知る方もいるだろうし、往年のリスナーにとっては、このリリースでまた彼の音楽を思い出し、CDラックからおもむろに彼の作品を取り出したり、スマホで久しぶりに聴くことにもなるだろうしね。

僕はミオベルレコード名義で今年3月2日にコンピレーションアルバム『Imagine The Future』をリリースしたのですが、昨年11月のとある日、恵比寿にある健一さんの事務所でアルバム収録曲についての打ち合わせをしていました。ツイッターでの反応から健一さんの曲については「All I Want Is You」を入れたいとは思っていました。

ただソロ活動の転機ともいえる歌であろう「Rock'n Roll Band」の方がいいかもしれないとか・・・社長とディスカッションをしました。結果はご存知のように両方収録させていただきました。


そのときに"今回のコンピレーションではレコードも作りたいんです"と相談したら"実は『HEAR ME NOW』をいつかレコードでリリースしたいんだよね"という話もあったんです。もちろん僕は”ぜひやってくださいよ”とそのときは言いましたけど(^^)、あくまで雑談トークの延長でしたから、本当に実現するとは思わなくて。


だから四月にアンケートがあったときに、あっ、本当にやるんだなと、嬉しかったんですよね。

まさか2枚組で豪華Wジャケット仕様になるとは思いませんでしたけどね(^^;
値段も6,000円とそれなりにしますが、インディーズレーベルを運営しているはしくれとしてこれは安いと感じました。2枚組のレコードの制作費はかなり高いんです。しかもWジャケット仕様ですからね。僕の経験からすると恐らくプレスだけでCDの5倍から8倍程度の予算をかけていると推測できます。
しかも売れる枚数はCDの1/3〜1/10くらい・・・アナログブームとは言われますけど、アナログしかリリースしない作品ならともかく、CDを出している場合は普通はそれほど売れるものではないんですね。

そんな心意気というか想いで作られていると考えられるアナログ盤。 健一さんの歌がレコードではどのような音で鳴るのか・・・とても楽しみです。




Scene 39