徐々に音楽サポート活動を再開中

こんにちは、ポプシクリップ。@ミオベルレコードです。

 

新型肺炎の感染拡大が続くなか、皆さんいかがお過ごしですか?

 

ポプシクリップ。/ミオベルレコードでも厳しい運営状況が続いています。3月以降のイベントは全てキャンセル・中止になりましたし、ラジオ番組へのゲスト出演なども中止になりました。ミュージックビデオの撮影も予定していたのですが延期に。CD・レコードショップも大半が休業を余儀なくされてしまい、販売もストップ、レコーディングスタジオも3密になりやすいということで、自主的に休業されているところが多数。

 

スタジオや販売店は5月下旬から少しずつ営業を再開した、という話を耳にするものの、なるべくオンラインで済まそうという意識の高まりもあって、厳しい状況が続いているそうです。ライブについては当面は難しいでしょうね。スペース確保して人数減らしてのライブ&配信の組み合わせが今後続くような気がしています。

 

 

私自身の事情もあり、この3カ月間、要は音楽に関する表だったレーベルとしての活動が全くできず、それにより運営についても正直しんどい状況が続いていたのですが、少しずつ再開することにしました。いつまでも凹んでいられないですもんね。

 

緊急事態宣言が解除されてから、一番初めに再開したのはレコーディングです。

スタジオでの換気対策や消毒はもちろん、マスクやフェイスシールドを使いながら、レコーディング作業をはじめています。新曲の制作途中だったこともあって、メンバーの意向も踏まえて決断しました。久しぶりにメンバーが集まって一緒にスタジオに入ったときの嬉しさ、当たり前のことができることの大切さを身に染みて感じました。レコーディングを再開してから既に2週間経過しましたが、メンバー全員何事もなかったので、コロナ対策は大丈夫だったようです。

 

次に1年以上遅れてしまった、ポプシクリップ。マガジンも制作を再開、ようやく印刷会社に入稿をしました。まだ少し修正をしているのですが、6月下旬から7月上旬には発売できるでしょう。

 

裏方としてサポートしているパブリシスト活動も、徐々にですが行っています。こちらはもともと在宅でもできる業務なので、サポートしている音楽家の方とメールでやりとりをしながら、WEB中心のPR活動を行っていましたが、6月になってから本格的に再開できるようになりました。

 

 

 

この3カ月収入がほぼゼロになり大変でしたが、それはサポートしている音楽家も同様です。コロナの影響でイベントを中止にしたことで、少なからず損害も発生しています。コロナというどうしようもない事情でも、ライブハウス側も大変なので、大半の会場はキャンセル料を請求されたりします。

 

そんなときに役立ったのが、一般社団法人インディペンデント・レーベル協議会(通称ILCJ)の助成金制度でした。こちらではコロナの影響を受けて、独自の助成金制度を創設、会員のレーベルで一定の条件を満たしていれば、今回のコロナで発生した実損の一部を費用助成してくれるというものです。政府の目が届かない中で、民間の団体がこのような制度を創設してくれたことは、大変ありがたいことだなあと思います。幸いにもミオベルがサポートしている音楽家の大半に実損はなかったのですが、一部損害の発生した方がいたので、申請したところ無事に受領されました。会場利用料のキャンセル代で、数万円ではあるけれども助かりました。申請してから振込までの期間もスピーディーでしたのでよかったなと思います。(助成金制度は会員向けのものですので、HPなどには公開されていません)

 

文化庁のHPを見ると音楽家が利用できる様々な制度があります。一部のレーベルでは印税の前払いなどを行ったりしてアーティストを支援しているそうです。Spotifyでは、アーティストが自身のアーティストページにリスナーが直接寄付できる機能を追加したり、世界中の音楽家支援団体への寄付活動などを行うと発表しています。また多くのライブハウスなどではクラウドファンディングを行い資金を調達、当面の危機を乗り越えようと懸命になって取り組まれています。私もPOPS Paradeでお世話になっている代官山の晴れ豆さんが事業継続をかけてのクラファンをやられていたので、少しばかりですが支援させていただきました。

 

 

いずれにせよどれも緊急避難的な措置ではあるので、中長期的には何らかの形でライブをやる、作品を販売する、ということをやっていってポプシクリップ。・ミオベルレコードも活動を続けられるよう頑張りたいと思います。