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並木勇太、池田公介、菊池篤廣からなるポストロックバンドEmu(エミュ)が、今年6月に「apoptosis」(アポトーシス)、7月に「OWL」(オウル)をiTunesなどのダウンロードサービスやApple Music(アップルミュージック)、Spotify(スポティファイ)、LINE MUSICなどの定額制音楽ストリーミングサービス(通称サブスク)で配信リリースした。

 

2014年に東京で結成されたEmu。これまではライヴを中心に活動しており、昨年夏に1stシングル「gibier」を初リリース、この夏にリリースされた2曲が彼ら2、3作品目となる。新作のレコーディングは昨年11月に行われ、エンジニアにはASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)やART-SCHOOL(アートスクール)、syrup16g(シロップじゅうろくグラム)、indigo la End(インディゴ ラ エンド)などの楽曲も手がけてきた実績のあるベテランエンジニア、トリプルタイムスタジオの岩田純也を起用。

 

その楽曲のクオリティはバンド結成の最初の作品群としては大変高く、名だたるアーティストらの楽曲と並べて聴いても全く遜色がないところは、新人もベテランも否応なくフラットに比較される配信時代においてはプラスとなるだろう。事実、彼らの新曲は2曲ともSpotifyの公式プレイリスト「Edge! - Japan Indie Picks-」に数週間にわたりピックアップされるなど、早速早耳リスナーの間に浸透しはじめているようだ。

 

今回Emuのメンバー3人にとっての初インタヴューということもあり、バンド結成の経緯からこれまでの活動を振り返ってもらった。

 

Interview & text 黒須 誠/編集部

Photo ossie

Emu's Release Title

Emu

OWL

2020年7月7日リリース

Emu

apoptosis

2020年6月9日リリース

Emu

gibier

2019年7月24日リリース


Music Video

メンバー募集ってちょっと怖くないですか

●まずはバンド結成の経緯から教えてください。

 

並木 「もともと僕が池田の友達と大学のころにバンドをやっていて、バンドを辞めて解散することになったんですよ。だけどその友達がまだバンドをやりたいということで、共通の知人である池田を誘ったんです」

 

池田 「スタジオに遊びに来ないかってね」

 

並木 「当時は4人バンドを組んでいたんです。でもみんな就職活動のまっただ中であまりうまく活動ができなかったんですよ。そのときに池田から2人で活動続けていかないかと話があったんです」

 

池田 「そうそう、僕がバンドを続けたいって話をしたんですよ。並木がギターで、僕がベース、それにもう一人のドラマーを加えて3人でやり始めたんです。その後ドラムが辞めて2014年に菊池さんに入ってもらって、今の形になりました。菊池さんは大学の軽音楽部の先輩だったんですよ」

 

菊池 「もともと同じ大学でコピーバンドをやっていたんですよ。卒業後、池田達がオリジナルバンドを始めたという話は聞いていて、その話に乗っかったんです」

 

並木 「メンバーになる前にも一度スタジオに誘っていたんですけど、そのときは打ち上げだけ参加してもらったんだったよね(笑)」

 

菊池 「昼間にツーリングに出かけていたら、リハに間に合わなかったんで(笑)」

 

並木 「だから全員もともとは他人だったんだけど、知り合いの知り合いでつながったんだよね」

 

●いわゆるメンバー募集よりも、知り合いのほうが安心じゃないですか?

 

並木 「そうなんですよね。メンバー募集ってちょっと怖くないですか。出会い系みたいな感じもあるし」

 

一同 (笑)

 

池田 「誰が来るかわからないってところがね。まあバンドってメンバー同士の相性もあるし、それをも考えていまの3人だし、何より僕たち3人とも人見知りなんで(笑)、知り合いのほうが安心だったんですよ」

左から並木勇太、池田公介
左から並木勇太、池田公介

●これまではどんな音楽を聴かれて、またいつごろから音楽をやられるようになったのですか?

 

並木 「親が音楽を好きだったんですよ。母親はベイシティローラーズとか洋楽で、父親は日本のフォークソングが好きでしたね。車の中でよく聴いていました。自分でやり始めたのは高校生ですね」

 

菊池 「うちの両親は特に音楽を聴いていたわけでもなくて、僕自身はテレビで流れるような音楽を聴いていました。B’zとかですね。僕も高校からですね、音楽始めたの。学園祭に出ようってことになって、ありがちなんですけど、ドラムをやる人がいなくて僕がやることになったっていう(笑)」

 

池田 「僕も高校からですね、楽器を始めたのは。親からの音楽の影響は特になく、友達とバンドやろうという流れで楽器を手にして、その後軽音部にも入って、という流れです。その頃は00年代の邦楽バンドを中心に聴いていました」

 

●音楽を知るキッカケって何だったんでしょうか?皆さんの世代だとネット、YouTubeが中心なのでしょうか?

 

池田 「いや、全然。高校生のころはスペースシャワーTVやエムオンとかですね。大学で軽音楽部に入ってからは、先輩達から知らない音楽をたくさん教えてもらって、そこで爆発的に聴くようになりましたね」

 

並木 「僕は雑誌のインタビュー記事なども参考にしていましたね。アジカンがオアシスを好きだと書いてあったので、オアシスを聴いて。今度はオアシスがストーン・ローゼスを好きだと知って、それを聴いて・・・好きなバンドから影響を受けて掘っていくことが多かったですね。あとは、中学生のときに好きだった女の子がサイモン&ガーファンクルを貸してくれて、それで僕もそれを聴いていくうちに、古い洋楽を聴くようになっていったんですけど、当時って知らない音楽を聴いている自分がカッコイイみたいな、オレわかってる、みたいな感じだったんですよね(笑)。周りがスマップとか聴いているときに、オレビートルズだから、っていう」

 

池田 「典型的な洋楽キッズだね、それ(笑)」 並木 「わけのわからない優越感を感じていましたね(笑)」

 

●それだとカラオケ用で歌うレパートリーを、わざわざ考えたりしませんでした?

 

並木 「そう、そうなんですよ。カラオケで好きな曲を歌えないんですよ。マニアックな曲を選ぶとみんな下を向いて次の曲探しをはじめるからね」

 

一同 (笑)

 

並木 「洋楽ばかりだったんで、日本のインディーズ系の音楽は、池田と知り合ったときに教えてもらったんですよ。ほぼ強制的に聴かされたというか」

 

一同 (笑)

 

池田 「別に強制はしてないけどね(笑)。互いにCDを4枚くらい焼いて渡したんですよ。僕は反対に並木から洋楽を教えてもらったんですよね」

 

菊池 「でも今はあまりCD屋さんも行かなくなったよね」

 

並木 「そうね。でも僕はレコードは聴くから、買いたい作品を狙って買いにいくんだよね。昔のような店頭でPOP見て試聴機でたくさん聴いて・・・楽しさみたいなものはちょっと減っちゃったかな」

 

池田 「最近だとSpotifyを聴いていると、自分好みの音楽が次々と勝手に流れてくるから、その中で知らなかったやつを全部いいねしておいて、後々レコードを買ったりもしますね」

 

並木 「買うと、間違って買ったCDでも買った分の元を取るつもりで聴きこんでいくと好きになることもあるんだけどね。当時の2,000円は大きかったし」

 

池田 「今はネットで何でも聞けるからね。Spotifyでは僕らのルーツミュージックのプレイリストを公開しているので、そちらも合わせてチェックしてもらえたら」

メンバーのルーツミュージック

引き算の美学というのは好きなんです

●オリジナルを始めるにあたって、目指したい音楽性はあったのでしょうか?

 

池田 「具体的にこんな風にやっていこう、といったものはなかったと思いますね。お互いに好きな音楽をやっていこう、というそれくらいですね」

 

●でも作品を聴くと、音像は個性的だと思いますけどね。基本はロックだと思うんですけど、音数も少ない中で、音響寄りの部分やシューゲイザーの要素も混ぜながら作られていると思います。わりとたくさん音を入れたがる、隙間を埋めたがるバンドが多いんですけどね。

 

並木 「音数については、めちゃくちゃ意識していますね」

 

池田 「最初スリーピース、3人だけで成立する音楽をやろう、というのはあったから、音数についてはその影響もあるんですよ」

 

並木 「音を足すことが必ずしもいいとうわけでもないですし」

 

池田 「音楽以外でも引き算の美学というのは好きなんですよ。ただ、空間系の音はすごく好きですね。リバーヴとか、それで全体をまとめているところはあります。あと、このジャンルだよね、と明確に言える曲を作ることが、なんか気恥ずかしいところもあって」

 

●楽曲は並木さんが主に作られているのですか?

 

並木 「そうです。アレンジはみんなでやっていますね」

 

池田 「ギターを爪弾いたデモをスタジオに持ってきて、あーだこーだいじってますね」

 

並木 「自分が作ったデモと全く違うものができあがったりすることもあって」

 

●自分のイメージと違うものができあがることにはこだわりはないんですか?

 

並木 「そうですね。まず二人にいじってもらえることが第一段階の喜びでもあるんですよ。だからスタジオで弾いて二人の反応がイマイチだと落ち込むっていう」

 

菊池 「いつも”色”や”情景”のイメージは伝えてくれるよね。”都会的な”とか”森の中にいるような”とか」

 

●普段どこで曲作りを?

 

並木 「家ですね。ギターで気に入った響きができると、そこから広げていく感じです。あとは仕事中に思い浮かんだりしたときは、iPhoneで鼻歌を録ったりするんですけど、恥ずかしながら歌っているから、後で聞き返すと、全く違うものになっていたりして、”あれっ、なんか違うな”となったり」

菊池篤廣
菊池篤廣

言葉で表現することがあまり得意ではないんですよ。その中でドラマチックなものを作りたい

●皆さんから事前にいただいた情報によると、新曲の「apoptosis」や「OWL」は最近の曲のようなんですが、そうなると一つ疑問がありまして。2015年に作られた「gibier」と今年リリースされた2曲、5年も経っているのに3曲とも統一したカラーを感じるんですよ。

 

池田 「この3曲は、大体僕らってこんな感じだよね、というものが固まってきたものなんですよ。だからリリースもするようになったという面もあります」

 

菊池 「Emuっぽい、自分達らしい曲がこの3曲だったという」

 

●Emuっぽいというのは?

 

並木 「情景的な、なんかよくわからないけど、海っぽいよね、森っぽいよね、といったものが伝わればいいなと。そういうバンドでありたい。言葉で表現することがあまり得意ではないんですよ。その中でドラマチックなものを作りたい」

 

池田 「もっとストレートなロックっぽい曲もやってみたんですけど、なんかかっこよくならなかったんですよね。多分僕らの根っこがそことは違うのかな…。それで音像も空間系なところを重視したんです」

 

並木 「映画のシーンというか、情景が人の中に出てくる、見えるようなものにはしたい 頑張れと応援されるような曲よりは、頑張れと感じる人がいて、その人の景色が浮かぶような、そんなところですかね」

 

●いわゆるメッセージ・ソングではないと?

 

並木 「そうですね。例えば僕らの曲を聴いて切ない気持ちになった場合、失恋してそうなるのか、誰かを亡くしてそうなるのか、その原因は具体的にはないような」

 

菊池 「情景、ドラマチックといったもの、そのような共通認識はありますね」

 

●わかりました。ここから楽曲についてお伺いします。6月にリリースされた「apoptosis」(アポトーシス)なんですが、「個体をよりよい状態に保つためにプログラムされた細胞死のこと」という、またすごい意味の言葉を持ってこられていますけど。

 

一同 (笑)

 

●この言葉はどこから?

 

並木 「もともと「apolo(アポロ)」という曲を作ろうとしていたんですよ。そうしたら池田から”apoptosis”という言葉とその意味を教えてもらって、それでじゃあその言葉の意味に寄せて作ろうということになったんです」

 

池田 「デモの段階でも曲調が相当変わった曲なんですよね」

 

●バンド名がEmu、1曲目が「gibier」まではわかりやすいじゃないですか?

 

並木 「あ、確かに。言われてみたら「OWL」も…全部鳥つながりだ」

 

一同 (笑)

 

●だから「apoptosis」だけ違和感があったんです。

 

池田 「いや、別に鳥縛りで作ったわけじゃないんですけどね(笑)」

 

並木 「曲名についてはそんなにこだわっていなかったんですよね。歌詞先行でできることがないので」

 

池田 「曲の作り方として、何かしらのネタを持ってきたあとに仮タイトルをつけるんですよ。それがないと曲を忘れて無くなってしまうので」

 

並木 「その仮タイトルにひっぱられて曲を作ることも多くて、歌詞は最後に曲のイメージに合わせて乗っけるんです。だからこういう歌詞だから、それにあわせたテーマの曲を作ることがないんですね。歌詞がないまま、ライヴをやったこともあったし」

 

池田 「それはあまりよくないけどね(笑)」

 

●「apoptosis」に決まってから歌詞を考えるのって大変だったのでは?

 

並木 「いや、ほんとそうで。細胞死って言われても意味わかんないですよね(笑)」

 

菊池 「この曲の歌詞は相当悩んでましたね」

 

並木 「僕自体細胞のことなんて全く知らなかったから、Wikipediaで調べたんだけど、それでも全然わからなかったしね」

 

池田 「聞いた側に解釈の余韻があるものにしよう、というのは考えていますね」

 

並木 「細胞死についても、こういうことが起きていて、でも誰も知らなくて、そのことをうまく伝えられたらいいなと思ったり」

 

池田 「破滅的に捉える人もいれば、そうじゃない人もいるし」

 

並木 「そもそも歌詞を書くのがすごく苦手なんですよ」

 

一同 (笑)

 

●歌詞のネタ帳などはあるんですか?

 

並木 「一応メモ書きみたいなものはあって、気になった言葉があったら書き留めるようにしていますけどね」

 

池田 「並木から、こういうことが歌いたい、といったメッセージソングのような話ってないよね」

 

並木 「そうだね。特に伝えたいこと・・・ないんだよね。社会人として働いて、生活して、音楽やって、その上でじゃあ社会に対してモノ申しても、自分が一番巻かれている人間だから説得力ないし」

 

池田 「今並木が話していたことをそのまま歌詞にしたらいいんじゃないか?と以前言ったことがあるんですけど」

 

並木 「全曲そうなったら話にならないでしょ?」

 

一同 (笑)

 

並木 「だから題名に寄せて歌詞を作ることが多いんだよね」

 

●歌詞がそんなに苦手だったら、インストでもいいんじゃないでしょうか?

 

並木 「インストだけでもいいんですけど、そこまでの技術がないんだよね」

 

池田 「あと、口ずさんだメロディから曲を作ることが多いから、どうしてもメロディが入ってくるし、そうなると歌が欲しくなるし」

 

菊池 「もっと歌ものっぽい曲もあるんですけど、どうにもうまくまとまらなかったり」

 

●わかりました。次に7月7日にリリースされた「OWL」について教えてください。

 

菊池 「これが一番新しい曲で、去年か一昨年の夏に作ったかと」

 

池田 「去年か、一昨年か・・・覚えてないね」

 

並木 「この曲で何度も出てくる’いいよ’というフレーズは仮歌のときからあったもので、インストの真逆、反インストになるようイメージしましたね。池田のベースから入ってそこに僕のギターが重なってくるのですが、それはこの曲に森というか緑っぽいイメージがあったからなんです。森ってなんか怪しいところがあるし、それをひねる感じでフクロウのイメージが合ったというか。字面としては「OWL」の3文字がいいなと思ったので」

 

●セルフライナーノーツに書かれていた「’いいよ’には肯定と否定の両方の意味がある」という点はとても腑に落ちるものがありました。これって社会人になられての経験がベースになったのですか?

 

並木 「いや、社会人になって「もういいよ」と言われたら、ちょっとやばいですよね」

 

一同 (笑)

 

池田 「会社でそれ言われたら辛いものがあるね…」

 

●ちなみにどの曲も、ポストロック、音響系もしくは空間系サウンドと評されるサウンドに仕上がっていますよね。イヤホンでじっくり聴くというよりも、ライヴハウスなどのような広い空間で、全身で音を浴びて聴くようなスタイルが合いそうです」

 

池田 「その部分は意図していたところでもあるので、嬉しいですね。僕らからするとライヴでは自分達を見てもらわなくてもいいんですよ。気持ちよくお酒を飲んでもらえたらいいんじゃないかと思っていて。聴きこむような感じというよりも、環境音のようなイメージで好きになってもらえたらいいかな」

 

●続いてアートワークについてなのですが、バンドの独特の世界観が伝わるものになっています。

 

池田 「あのデザインにしたのは2つあって。一つ目は配信を意識したんですよ。普通にデザインしたものだと、たくさんある中から埋もれるので。僕はiTUNESなどで音楽を探すときに’ジャケ聴き’をすることがあるんです。だからアートワークがまず目に留まるようにしたいなと思ったんです。もう一つは曲に対して具体的なイメージを提示したくないと考えたからなんです。リスナーに想像してもらえる余韻を残しておきたいんですよね。だから曲の持つイメージの色やグラデーションだけで具象化したんです」

 

●3曲のアートワークはフォントも統一されていて、並べると見ごたえがあるんですよね。

 

池田 「まずはシングルでリリースしているからというのもあって。もしアルバムを出すときが来たら、そのときはアルバムとしての違うジャケットにしたいと思っています」

熱が入るメンバー達
熱が入るメンバー達

ようやく発表してもいいかなと思える仕上がりになったんです

●最初のリリースが2019年の夏の「gibier」だということで、活動開始から5年と間が空いていますけど、何か理由があったのですか?

 

池田 「それまでは外に向けた活動をしていなかったんですよ。スタジオに入って曲作って、ライヴを年に数本やるくらいだったんです。「gibier」は2015年にはできていて、レコーディングもしていたんですけど、ようやく発表してもいいかなと思える仕上がりになったので。去年バンドのホームページも作って、配信をやってみたいと思ってリリースしたんですよ」

 

●5年間、焦りはなかったんですか?周りで活動を積極的にやっている方もいたと思いますが?

 

菊池 「僕らマイペースだったんで、あまり焦りというのはなかったですね」

 

池田 「僕の友達でも遊びでやっているバンドと、本格的にやるバンドに2極化してはいたんですけど、比較的前者寄りの趣味としてやっていて。だいぶ前に2曲程レコーディングはしていたんですけど、昨年に突然配信してみようと思い立ちました」

 

並木 「元々リリースするという発想もあまりなかったんですよね。当時はCDを作ってライヴで販売するというイメージしかなかったんですよ。最近は配信が身近になってきたからリリースしやすくなったというのはあるかな」

 

●外に出してもいいかどうかの判断というのは、どんなところに?

 

池田 「まずは自分自身が納得できているかどうかですね」

 

並木 「音のジャッジは池田にまかせているところはあります」

 

菊池 「そうそう」

 

●意外ですね。てっきり曲を作られている並木さんが判断されていると思っていました。

 

並木 「素材を作るのは僕の役割なんですけど、素材を組み立てたりまとめたりするのは池田にやってもらっているんですよ」

 

菊池 「僕らも作ったものがいいのかどうか判断ができなくて、その点は池田にまかせていますね」

 

並木 「その点は池田を信頼しているんですよ」

 

池田 「誰かがジャッジしなければならないので、それは大変ですけどね」

 

●最後になりますが、今後の豊富などがあれば?

 

菊池 「あまりこれだというのはないんですけど、まずは聴いてもらいたいですね」

 

並木 「そうですね、感想とか教えてもらえるとすごく嬉しいです」

 

池田 「次の作品も出来上がっているので、これからもコンスタントに新曲を発表していければと思います」

 

●本日はありがとうございました。

感染対策のためマスク着用での取材となりました
感染対策のためマスク着用での取材となりました

Profile

都内を中心に活動しているスリーピースロックバンド。

3人編成による各楽器の個性的なサウンドを生かしつつ、情景や色彩を彷彿させる楽曲性をテーマに様々なジャンルを取り込み、日々進化を続けている。 2019年にサイトをリニューアルし、シングル「gibier」を配信開始、新たな一歩を踏み出している。2020年から活動を本格化、6月9日に「apoptosis」7月7日に「OWL」と2カ月連続でシングルをリリース!

掲載日:2020年8月18日

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