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Do your Homework 発売記念インタビュー Swinging Popsicle

前作『カゴノトリ』から、約7ヶ月ぶりに届けられたSwinging Popsicleの新曲『Do your Homework』は、ライブでの初披露から約1ヶ月という異例の早さでリリースされた配信シングル。その内容はここ最近発表していた作品とは少し趣が異なり、サビのリフレインが気持ちよい「歌」の魅力を最大限に押しだしたスロウなバラードに仕上がっている。

 

また偶然にも発売日の7月21日は彼らのメジャーデビュー記念日だ。そこで編集部では本作品にまつわるお話から、デビュー14周年を迎えた彼らの今の気持ちにも焦点をあてた独占インタビューを行った。インタビューを通じて本作品にこめられたポプシクルの想いが、みなさんに伝わったらこんなに嬉しいことはない。

 

取材・文/編集部

 

 

 

録音からリリースまであっという間だった。

──新曲「Do your Homework」の発売おめでとうございます。Swinging Popsicleとしては前作から7ヶ月ぶり、タイアップを除けば2年8ヶ月ぶりのリリースとなりました。今のお気持ちをお聞かせください。

 

嶋田 今回、急遽リリースという感じで、録音からリリースまであっという間だったので、まだ実感があまりないのですが、久しぶりのリリースなので、嬉しいですね。

 

平田 ゲームのタイアップもオリジナルのリリースも区別して考えてはいないので、『カゴノトリ』以来7ヶ月ぶりという感覚です。

 

藤島 ゲームの曲をリリースしたり、ライヴもコンスタントではなくとも度々あったし、勿論自分達オリジナルの曲もちょこちょこと隙を見てはレコーディングしていたので、自分の中では活動していない気分ではないのですが、改めて数字で見てみると、オリジナルとしては2年以上経つなんて、逆にビックリです。

 


 

──今回ポプシクルとしては初めて「下北沢CLUB Queの音部屋、Majix」からの配信リリースとなりました。これはどのような経緯があったのでしょうか?

 

平田 CLUB Queでのイベント"電気がなくても歌は歌える"の後にClub Queのユーストリームの番組に出演しまして、その時に司会のQueの店長二位さんがその日のライブのサウンドを気に入ってくれまして「出しましょうよ。」と言ってくれたんです。社交辞令の言葉にならないように即行動に入りました。ここ最近のポプシクルとしては異例のスピードリリースです。

 

 

 

歌詞のコンセプトは私自身への戒め(笑)。

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──それではここから曲についてお伺いいたします。はじめに「Do your Homework」の音楽的なコンセプトを教えてください。

 

平田 今回のサウンドプロダクションに関しては、曲のネイキッドな状態での美しさを大切にしました。最近特に音楽の本質ってそこに在ると思うんです。


藤島 これは、随分と昔に平田君が書いた曲でした。でもなかなかポプシの曲として発表するには至らなかったのですが、それでも平田君はよほど気に入っていたので しょう、何度もアレンジを変えて、諦めずプレゼンしてきました。それでも日の目を見なかったのは、サビのリピートするフレーズでピタっとくるものが見当たらなかったからなのです。

 

しかしある時、それはふと浮かんできました。そして、三人でそれをハモったらとてもいい感じなのではないかと私は思っていました。でも発表のタイミングを見つけられずにいた ところ、Queの「電気はなくても歌は歌える」に出させていただくことになり、これこそ、この曲を発表するにふさわしい場だと直感しました。この日を逃してはまた出し損ねてしまうと自分の中で思ったので、半ば強引に踏み切った感はあります。



 

──ありがとうございます。続いて歌詞にこめられた気持ちやイメージなどがあればお聞かせいただけないでしょうか?

 

藤島 歌詞のコンセプトですか?ずばり、私自身に対する戒めです(笑)。ちゃんと、目の前にある自分のやるべきことをやりなさい、という。基本真面目なんですが、 怠け者でもあるので(笑)、そのバランスが難しいんですよね。でも、皆さんにも少なからずそういう時があるんじゃないんでしょうか?


6月21日にQueで演奏した後、ファンの方が「震災ソングかと思いました」と感想をくれました。実際は3月11日以前に書いた歌詞なので違うのですが、この曲で、復興に向けて少しでもお力添えが出来れば幸いです。

 

 

 

──制作・レコーディングはどのように進められたんですか?

 

平田 基本的にはライブでやったイメージを大事にして僕がそれぞれのメンバーと二者面談的に録音していく感じでした。ちなみに間奏の口笛はシマッチなんですけど、ジョン・レノンのジェラスガイ的な口笛になって気にいってます。

 

嶋田 今回は、ライブのリハーサルが新曲のプリプロみたいな感じでした。そこで出たアイデアの一つが、間奏での口笛です。本番のレコーディングは、何テイクかアドリブの口笛にチャレンジして、最終的に平田プロデューサーにイイ感じにしてもらいました!あと、アコギを弾いたのですが、藤島さんにアコギをお借りして弾きました。今回は”ライブ感”がコンセプトだったので、テイクを追求せずに、良い意味であえてラフな感じで弾かせていただきましたね。 

 

藤島 先の質問からの流れになりますが、Queのライブが決まって、そのためのリハーサルに臨んだ時、どうなるのかと心配でしたが、リハーサルですんなりとアレンジが決まっていったこと、久しぶりに三人でああでもない、こうでもないと試行錯誤できた瞬間がとてもよい空気だったので、その雰囲気をそのまま録音したいという思いがありました。レコーディング自体はいつもと変わらず基本ホームレコーディングだったのですが、おそらくみんな、そのリハーサルの時の空気感を思い出しながら、取り組んでいたと思います。

 

 

 

 

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Swinging Popsicle Do your Homework
 

 7ヶ月ぶりの新曲 Do your Homework/Swinging Popsicle   

 

             2011年7月21日よりMajixにて配信


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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