Who is The Staff?

 

“WITS”。このサイトの読者であれば、名前くらいは聞いたことがあるだろう。フリッパーズ・ギターなどを手がけた音楽プロデューサーである牧村憲一さんが、渋谷系の代表ともいえる“トラットリア”とほぼ同時期に立ち上げたもう一つの音楽レーベルである。ウィットとパロディが散りばめられたこのレーベルは、牧村さんとL⇔Rプロデューサーでもある岡井大二さんが中心となり、L⇔R、SPIRAL LIFE、嶺川貴子らをはじめ多くの作品を世の中に送り出した。

 

今回レーベル20周年を記念して制作されたベスト盤は2枚組み。1枚目はL⇔R、SPIRAL LIFE、嶺川貴子の代表曲を16曲セレクトしたベスト盤、2枚目はL⇔R、SPIRAL LIFEの初期の未発表のライブ音源を12曲収録したライブ盤で、リスナー・ファンにとってはたまらない内容となっている。

 

そこで編集部では、本アルバムの企画、推進役をつとめたポリスターの中澤さんにショートインタビューを依頼、本作品にまつわるエピソードやアルバムに込められた想いなどをお伺いした。本インタビューを通じて『Who is The Star?』を、少しでも楽しんでもらえたら幸いである。(敬称略)

 

取材・文/編集部

今年で、レーベル発足20周年。成人式を迎えました。

──この度はレーベル20周年おめでとうございます。まずは本コンピレーション・アルバムを企画することになった背景などがあれば教えてください。

中澤 WiTSレーベルは、現在も現役のレーベルです。スタート時より、当然所属アーティストは数も質も変化しましたが、ポリスター的には愛すべきそして誇れるレーベルのひとつだと思っております。
ふと気づくと、今年でレーベル発足20周年!成人式を迎えるのです。それを祝しまして初期アーティストを集めて、記念盤を制作しようということとなりました。

 

 

──ベスト盤というと選曲がひとつのポイントになってくるわけですが?

中澤 レーベル主宰の牧村憲一さんとWiTS初期時代のプロデューサーである岡井大二さんに、監修・選曲をお願いしようというプランがすぐに持ち上がりました。

 

 

──今回の目玉として、初となる未発表ライヴ音源が収録されています。これらの音源をいれることになった経緯などがあれば?

中澤 牧村さんの発案です。当時よりライヴの音を収録していましたので、特に意義のある年代、場所等を考えて、これまた牧村さんと岡井さんに選択していただきました。

両アーティストと共にレーベル立ち上げ翌年のライブであること、つまり初期にあたる'93年のライヴであることに意味があると思います。L⇔Rは「左利きの真実」、SPIRAL LIFEは「Sound of My Generation」を掲げていた、正にその時代であることです。また、それぞれのチケットが入手困難なプラチナチケットとなり、伝説のライヴとなっています。

 

 

 

──ジャケット・ワークもとても楽しいものに仕上がっていますよね。

中澤 メモリアルなカタログですので、過去タイトルジャケットのコラージュがすぐ思いつきました。
そこにWITSのロゴを落とし込み、且つ手にとってくれたリスナーにちょっとした驚きを取り入れたい、といった狙いです。

 

 

 

Artist Photo
左上:L⇔R 左下:嶺川貴子 右:SPIRAL LIFE

20年間の時代の流れを見ながら聴いてもらえると面白いと思う。

──今回のアルバムでは、牧村憲一さんと岡井大二さんの対談企画も魅力だと思いました。

中澤 当時よりプロデュース・ワークが重要なウエイトを占めていたレーベルでしたので、改めてコンセプトとか今だからお話ができる裏話を、ファンの皆さんに知っていただきたいと思ったからです。
今も熱心に応援をして下さるファンの方々がいますので、その方達の為にも「あーそうだったんだー」と喜んでいただけるものをお届けしたいと思ったんですよね。 

 

 

──コンピレーション・アルバム制作にあたって、作り手のこだわりやエピソードなどがあれば教えていただけないでしょうか?

中澤 今回制作過程でこだわったのは、L⇔Rと牧村さんとの出会いのきっかけとなった、「Love is Leal?~想像の産物~」をDisc1の一曲目にしたこと。

岡井さんのこだわりで、Disc2のライブ音源のマスタリングには時間を掛けました。特にL⇔Rはマスター音源から、見違えるほど臨場感を出せたことに驚いております。

初出し音源ですので、そのあたりを是非聴いてもらいたいです。

 

 

──最後にファン・リスナーの方々にメッセージをお願いいたします。

中澤 20年前の日本の音楽シーンは渋谷系をはじめ、洋楽に肩を並べる過渡期でもありました。
その後フェスシーンが始まり、更に洋邦楽の分け隔てがなくなり、次々と海外へ進出するアーティストが増えました。

そんな時代の流れを見ながら、聴いてもらえると面白いかと思います。

 

 

 

 

──ありがとうございました。

 

 

 

 

 

<作品情報>

WiTS

Who is The Star?WITS Compilation Vol.3 -20th anniversary edition-

2012年8月8日(水)発売 UVCA-3012/13  ¥3,000-(in tax)

 

Disc1 全16曲
・Love is real ? ~想像の産物~/L⇔R
・Bye Bye Popsicle~一度だけのNo.1~/ L⇔R
・LAUGH SO ROUGH / L⇔R
・YOUNGER THAN YESTERDAY ~迷宮の少年たち~/ L⇔R
・RAINDROP TRACES~君に虹が降りた~/ L⇔R
・ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT/ SPIRAL LIFE
・TELEPHONE CRAZE / L⇔R
・THINGS CHANGE~EQUINOX/ L⇔R
・PHOTOGRAPH/ SPIRAL LIFE
・MAYBE TRUE/ SPIRAL LIFE
・CHEEKY/ SPIRAL LIFE
・GARDEN/ SPIRAL LIFE

 

・風の谷のナウシカ/嶺川貴子
・Clover /嶺川貴子
・"Jesu,Joy of Man's Desiring~主よ、人の望みの喜びよ~"/嶺川貴子
・Snow Frolic~雪の中の戯れ~/嶺川貴子

 

Disc2 <未発表ライブ音源12曲>

L⇔R/ Back To Mono 3 -Psychedelic Beauty- ? Night 1993.12.25 PARCO劇場
・7 Voices
・PACKAGE…I missed my natural
・Take It or Leave It
・CIRCLING TIMES SQUARE ~さよならタイムズスクエア~
・ONE IS MAGIC (and the other is logic)~魔法と理屈~
・Lazy Girl

 

SPIRAL LIFE / FURTHER ALONG - Hall Circuit '93- 1993.12.20中野サンプラザ
・FURTHER ALONG~もっと遠くへ~
・MOONRIDE~記憶の着陸~
・TURN!TURN!TURN!~魅惑のモンキー・マジック~
・GAME OVER
・MY GENERATION

・Jet

 

 

 

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掲載日:2012年8月8日