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selected by thinKing(TKO new music corporation)

フリッパーズ~渋谷系・ネオアコ・ソフトロック

ギターポップと呼ばれて…

──オススメの名盤を3枚教えてください。

 

そうそうたる皆さんの中で自分などが紹介させていただくのも恐縮なのですが、フリッパーズギターに影響を受けて以後いろいろな音楽を掘り進んでいく中で、特に重要と思われる「渋谷系・ネオアコ・ソフトロック」という3つのキーワードで紹介させていただきたいと思います。

 

 

 


1枚目

RED CURTAIN ~Original Love early days~(レッドカーテン ~オリジナルラブ アーリーデイズ~)) [CD+DVD]

2011/03/02 release

 


RED CURTAIN  -Original Love early days

ORIGINAL LOVE


まずフリッパーズから次に何を聴こうという時、おそらくルーツなり元ネタに遡るか、あるいは各々のソロ作(小沢健二・コーネリアス)と、同様の括りで語られることの多い

"渋谷系" と言われた音楽(ピチカート・ファイブ、オリジナル・ラヴ、カヒミ・カリイ、ブリッジ→カジヒデキ、ヴィーナス・ペーター等)がよく挙げられるかと思います。

 

それぞれ思い入れがありますが、中でも今回は個人的に特に重要と思われる割に?認識がコアな層に限られている印象の、オリジナルラヴ初期を挙げたいと思います。

                                              

そこで、何年か前にめでたくCD化されて嬉しかったインディーズ盤を紹介しようかと、現在入手可か否かを調べてみたところ、嬉しいニュースを発見してビックリ。

 

そのインディーズ盤再発に加えてボーナス・トラックとして、長年ずっと欲しいと願い続けてきた(けれど無理かと半ば諦めかけていた)伝説の初期ライヴ音源がまさかのCD化!これはもう家宝に決定です(笑) 話し出すとキリがないですが、これについては他のを紹介してからまたあとで少し書かせていただこうかと思います。

2枚目

レッツ・ゲット・アウェイ・フロム・イット・オール フレンズ | 形式: CD

2010/02/17 release

オリジナル盤は1988年発表

Let's Get Away From It All  

Friends

 

次にルーツなり元ネタなりを遡って聴く時、これまた多岐に渡る中、やはりまず挙がってくるネオアコ/ギターポップについて。

何と言うか、以前からその手の音楽を聴いてきた場合とそうでない場合とではかなり印象が異なるのではないかと思います。

フリッパーズを聴いたあとにそのイメージで例えばよく紹介されているオレンジジュースなどの有名どころを聴くと、イメージとはだいぶ違うんじゃないかと。

           
もちろん聴いていくうちに好きになっていくものではありますが、最初に聴くにはギャップが大きすぎる気がして。そこで、最初にフリッパーズから受けたネオアコのイメージにより近いものを選ぶとしたならどういうものだろうと考えたりして。

 

まあいろいろあるでしょうけど、今回ちょうど来日した記念ということもあって、このFRIENDSなんかは最初に聴けたら、イメージとも遠くないばかりか、とても幸福なことなんじゃないかと。

 

アルバムは何枚か出ていて、基本的にハズレは無いと思うので、どれを聴いても良いと思いますが、まずはやはり1st~3rdでしょうかね。

 

あとシングルが良いのでSingles(シングル集)も良いかと。1枚ならどれにするか迷いましたが、ジャケの良さで決めました(笑)。他も内容は良いのでオススメです。

3枚目

Singles Flipper's Guitar

1995/05/25 release

Singles  

Flipper's Guitar

 

確かブリッジの2ndのときのインタビューで、「ソフトロックを見出したらすっかりネオアコよりソフトロック!って感じになってしまった」的な発言があったように記憶してるのですが、自分もいろいろと聴き進んでいく中でこれだ!と思ったのがソフトロックでした。

これまた絞りきれないですが、ロジャニコことロジャーニコルスや、ソルトウォータータフィ辺りを未聴ならその辺は押さえつつ、あとは、VANDA、AtoZ、などを参考に聴いていくのが良いかと思います。

                                              

日本盤を昨年リリースした韓国のバンド、Smilesも紹介させていただきたいと思いますが、そちらはまた別枠で。

 

基本的にはアルバムよりも曲単位(シングル中心)のほうが魅力がわかり易いと思っています(このジャンルに限らず渋谷系がもたらした聴き方がそうですが)

それでここでは初心に戻ってフリッパーズで1枚選ぶならとこのベストを選んでみました。編集盤は「カラーミーポップ」もありますが、3枚のオリジナルアルバムと重複も少なく併用にも必要充分でコンパクトにまとまってるので、こちらを推したいです。 もちろんオリジナル3枚は必聴ですが(笑)。

 

 

──名盤との出合いで印象的なエピソードがあれば。

 

 

フリッパーズがきっかけでいろいろ聴く中、最初にあげたオリジナルラヴ初期の存在が鍵になっているように思います。

フリッパーズの2人が当時デビュー前にライヴに通ってファンを公言していて、その受けた影響を反映させた形で先にメジャーデビューする格好になってしまったがために、彼らの1stを聴いた田島氏本人としてはかなり複雑な心境だったようで。

仮にオリジナルラヴが先にデビューしていたとして両者は違ったものであったろうけれども、自分達がやろうとしていたことを先に出されてしまった形になった(ように感じた)田島氏本人としては、後発で同じことをやるのも、と思ったのかどうかメジャーの1stでそれまでの活動を総決算して以降あらたな方向性を模索し続けていくことになります。

それはそれで素晴らしい作品群を残していくことになったわけですが、それゆえに一般に浸透しているオリジナルラヴのイメージというのは当初のものとは大分異なるものになって、音源としては1stとインディー盤でのみ、当時の片鱗をうかがうことができるというわけなんですよね。

で、「俺は渋谷系じゃねえ」発言が有名ではありますが、やはりフリッパーズ~渋谷系のルーツを探っていくときに、洋楽関連の元ネタを漁っていくだけでは何か決定的に重要な要素が欠け落ちているように個人的に感じられていた云わばミッシングリンクとでもいうべきものの1つが、そこに隠されているように思えてならないのでした。そんなわけで、個人的に渋谷系の最重要音源として、ここで挙げさせてもらいました。

以前、月刊カドカワ誌上でコーネリアスがフェイバリットとして名前を挙げていた「一秒と朝食」「少年とスプーン」「砂嵐電波」等の曲(タイトルからして凄い・笑)など念願の曲をようやく聴くことができただけでも感無量ですが(このうち「少年とスプーン」はアルバム"Desire"で再録したバージョンが聴けてそちらも必聴ですが)、やはりオリジナルのバージョンも聴いてみたかったので今回聴くことができて満足(聴き比べてみるとより楽しいです)。 他にもエキサイティングな曲がズラリ。

ライヴは音が悪いのが難点ではありますが、これはもう聴けるだけで有難いので贅沢は言えません(笑)。「Mr.Big Rock」の歌詞が違ってたりするのも面白いです。

アルバム本編も久々に聴いてみてあらためて素晴らしいと思いました。
名曲「Orange Mechanic Suicide」や「Caution (100 Seacrets of Love)」、「X'mas No Hi」の歌詞もぶっ飛んでるし。コンピで聴けたRed Curtain版"Talkin' Planet Sandwich"も収録されていて、嬉しい決定盤です。

 

 

 

 

──リスナーに向けて一言お願いします。

そんなこんなでフリッパーズの影響から音楽にハマって自分でレーベルまで始めてしまって現在に至ります。ここで今後の予定や宣伝など。

まず、3枚目の項で触れた韓国ソフトロック ”Smiles / Strawberry T.V Show ”。

日本でいえばボビーズ・ロッキンチェアーのように渋谷系を通過した上でのソフトロックなので、入口としても聴きやすいと思いますし、そのボビーズ森本氏の手掛けた最高のリミックスもボーナス収録で必聴です。かつて日本のルーシーらとも共演経歴があり、ルーシーファンにもぜひオススメ。(注1)
 
さらにそれに続く海外ものリリースとして、近日リリースを予定しているのが、スペインのフリッパーズ(笑)こと(?)、”La casa azul ”の日本編集ベスト盤!

これはもう誰もが笑顔になれるんじゃないかなーという最上級の幸せポップ☆ キャリアの中から美味しいところをたっぷり詰め込んで、ボーナストラックにはエイプリルズのリミックス等も収録。フリッパーズ好きは当然ながら、これまた必聴の1枚。(注2)

さらに、上記が渋谷系の最重要音源なら、こちらは日本のインディーポップの最重要音源と言いたい、知る人ぞ知る伝説の ”Candyeyes ”の貴重な過去音源をリリース予定。こちらも上述のライヴ音源と同様、当時の録音状態で音質があまり良くないのですが、それゆえ曲の良さがより浮き彫りになって伝わってくるようでもあり、ブルーバッジレーベルのイベント名も彼らの曲から付けられたというのも頷ける、才能がひしひし感じられる至高の作品群です。

その他のラインナップとしては、カヒミ好きな方などにオススメしたいウィスパー系ドリーミーポップ "RUBY"、 このコーナーでもおなじみ"three-weeks-old lovesick puppy"など。 また、コンピなども今後もいろいろリリースしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いします。

 

(注1) Smiles / Strawberry T.V Show  (発売日:2010年10月31日)
(注2) La casa azul (日本編集ベスト盤)(発売日:2011年8月予定)

 

 

 

 

──ありがとうございました。

 

 

 


<作品情報>

The smiles

Strawberry T.V show/The smiles 2010年10月31日発売

 

1.South Pole Sunset

2.Rainbow

3.Strawberry Rag

4.The Minx Who Loved Me

5.Long Long Beach

6.Theme from Strawberry TV Show

7.PBA 2000

8.Willow Forest

9.Cooky Tale

10.Love So Fine

11.Windy

12.Monglong Beach

13.Wind of yesterday

14.That side of my mind

15.My Soup Has Gotten Cold (Demo)

16.Windy (Demo)

17.Let Me Be the Your Sunshine (Demo)

18.Stay Tune (Demo)

19.The Grooviest Sound in the World(Theme from Beatball)

20.Love So Fine(Remixed by Kazuki Morimoto from Bobbies' Rockin Chair & Masayuki Kaibara)

 

 

 

 

La casa azul

La casa azul 日本編集ベスト盤 2011年8月発売予定

 

スペインのフリッパーズこと、”La casa azul ”の日本編集ベスト盤!
誰もが笑顔になれるんじゃないかなーという最上級の幸せポップ☆
美味しいところをたっぷり詰め込んで、ボーナストラックにはエイプリルズのリミックス等も収録。フリッパーズ好きは当然ながら、必聴の1枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(シンキング)

thinKing(TKO new music corporation)

フリッパーズ~渋谷系の影響で音楽にハマり、2007年に日本のインディーアーティストによる楽曲を集めたオムニバスCD「渋谷系インディーポップコレクション」をリリース、レーベルをスタートさせる。以後、Pitcher56、RUBY、three-weeks-old lovesick puppyなど日本アーティストの単体作をリリース。また昨年から韓国のSmiles、続いてスペインのLa casa azulを近日リリースするなど海外の作品にも着手。
レーベルの活動を中心としつつ、イベントの企画、DJ、自身の創作も行う。

 

 

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2011年8月6日

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コメント: 1
  • #1

    Christian (月曜日, 16 7月 2012 14:54)

    Many thanks for details

 

 

 

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